「第13回ユニバーシティ・アドミニストレーターズ・ワークショップ(The 13th University Administrators Workshop)」が国立台湾大学(台湾・台北)にて、開催されました。
本ワークショップは2006年に本学で第1回を開催以降、毎年開催されているもので、国際交流基盤の充実を図ることを目的に、アジアを中心としたさまざまな国・地域の大学の国際交流実務担当者らが集い、国際交流に関する共通の課題について、相互理解を深める貴重な機会となっています。
今回は国立台湾大学創立90周年にあわせて、初めて台湾で開催されました。「Fostering sustainable talent systems for university administrators responsible for international/global activities and strategies(国際活動・国際戦略を担う職員の資質・能力を育み続けていくには)」をメインテーマに、12の国と地域、27機関から、100名を超える参加があり、本学からは三橋紫 国際戦略本部副本部長をはじめ、4名の職員が参加しました。
ワークショップは、Luisa Shu Ying Chang 国立台湾大学国際担当副学長による挨拶にはじまり、グループディスカッションを中心に、ポスターセッション、パネルトークなどが行われました。
グループディスカッション・ポスターセッションでは、国際活動・国際戦略を担う職員を念頭においた「Employment and promotion systems of administrators responsible for international/global activities and strategies(採用・昇進制度)」、「Practices of office/team knowledge management for international/global activities and strategies(オフィスやチーム内での知識の共有・活用の方法)」、「Practices of on-job competency for career advancements of administrators responsible for international activities/strategies(キャリアアップのための職場における能力開発)」の3つのサブテーマにそって、参加者が自身の大学の事例を紹介し、課題や解決策を共有しました。プログラムの最後には、各グループがディスカッションの内容について発表し、得られた知見を全体で共有しました。
また、パネルトークでは、京都大学を含む6大学の代表が、国際系職員にとって一番大事な役割、キャリアアップを目指す職員へのアドバイスなどを語りました。
会の最後には、次回第14回は香港科技大学(香港)で開催されることも発表されました。さまざまな国・地域の大学間で情報共有と意見交換、ネットワーキングを継続的に図っていくためにも、今後も本ワークショップが大きな役割を果たしていくことが期待されます。
関連リンク
- The 13th University Administrators Workshop
conf.oia.ntu.edu.tw/2018UAW/