「面白い(おもろい)を探求する-いのちをさぐる-」をテーマに、第12回京都大学東京フォーラムをパレスホテル東京で開催しました。出席者は約310名で、学外からは本学卒業生を中心とした国会議員、企業、官公庁の関係者等に多く参加いただき、学内からは山極壽一 総長をはじめ、理事・副学長、監事、部局長等が出席しました。また、2017年度からの取り組みとして、「総長賞」および「たちばな賞」の2016年度受賞者である学生や、「京都大学体験型海外渡航支援制度~鼎会プログラム「おもろチャレンジ」~」の2016年度採択者である学生も参加し、参加者との交流を深めました。
本フォーラムでは、山極総長による挨拶の後、斎藤通紀 医学研究科教授が「精子と卵子を創る科学-生命継承機構の探求-」と題して、また藤田みさお iPS細胞研究所 部門長・特定准教授が「人工生殖細胞作製の倫理-社会でさぐるいのちの未来-」と題して講演を行いました。
続いて山極総長と稲葉カヨ 理事・副学長、斎藤教授、藤田特定准教授の4名により、生殖細胞研究および生命倫理研究についてのパネルディスカッションが行われました。
講演会終了後に実施した懇親会では、来賓の戸谷 一夫 文部科学省事務次官、山西健一郎 三菱電機株式会社取締役会長からそれぞれ挨拶がありました。
また、今回の東京フォーラムの開催に先行して、同日に経済界のトップで活躍する卒業生が結束して京都大学総長を応援しようという集まりである「京都大学鼎会」の第6回総会が約50名の出席者を得て開催され、今後の本学の発展に向けての意見交換などが行われました。
本フォーラムは、首都圏における本学の情報発信という目的に留まらず、出席いただいた各界で活躍されている本学関係者の結束を図るという効果を期待して実施しています。今後もこのような機会を継続的に提供し、本学のプレゼンス向上に努めていきたいと考えています。