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松波弘之 名誉教授が「シリコンカーバイド(SiC)パワーデバイス」の先駆的研究と実用化への貢献を果たしたとして、2017年本田賞を受賞しました。
同賞は、公益財団法人 本田財団により1980年に創設され、人間環境と自然環境を調和させるエコテクノロジーを実現させ、結果として「人間性あふれる文明の創造」に寄与した功績に対し贈呈されるもので、今年で38回目になります。
松波名誉教授は、電力制御に用いる半導体素子「パワーデバイス」に、高効率な電力制御を実現する素材「シリコンカーバイド(SiC)」を用いる研究を、世界に先駆けて取り組んできました。この研究を通じて実用化されたSiCパワーデバイスは、電力の供給における制御過程で発生する電力損失の削減に寄与し、地球規模で急増する電力消費に伴う化石燃料消費・発電廃棄物の急増を解決することにも繋がるものです。
授与式は2017年11月16日に帝国ホテル東京にて執りおこなわれる予定です。
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- 公益財団法人本田財団ホームページ
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