第3回ボルドー大学-京都大学共催シンポジウムを開催しました。(2017年6月29日、30日)

公開日

フランス・ボルドー大学において、第3回ボルドー大学-京都大学共催シンポジウム2017を開催しました。本学からは、湊長博 理事・副学長をはじめ、松田文彦 理事補(国際担当)ほか教員、国際担当職員の計14名が参加しました。

ボルドー大学とは、2014年の第1回シンポジウム開催以来、国際共同ラボの設置など活発な交流が続いています。そのような中、今回のシンポジウムでは「先端的医工分野における科学技術イノベーションの創出」をテーマに、大学と企業との医学・工学分野における共同研究・開発にスポットをあて、新たな試みとして、関連企業7社(CHANEL、日本IBM株式会社、プレキシオン株式会社、JSRライフサイエンス株式会社、株式会社島津製作所、田辺三菱製薬株式会社、東芝メディカルシステムズ株式会社)から9名の参画も得て、大学と企業のさらなる連携の未来を見いだす機会の創出を目的として開催しました。シンポジウムにはボルドー大学側から研究者14名および関連企業より20名、また協定校である国立台湾大学から2名が参加し、それぞれの取り組みと成果の発表を発表しました。

シンポジウムはVincent Dousset ボルドー大学国際関係担当副学長ならびに湊理事・副学長の挨拶に始まり、続いてPierre Dos Santos ボルドー大学研究担当副学長による「大学から企業への技術移転について」と題する基調講演が行われました。

その後、Cohort Study and Human Biology、Diagnostic Equipment and Biomaterials、Medical Imaging、Drug Developmentの4分野について、本学、及びボルドー大学研究者と関連企業担当者が交互に共同研究や開発の成果、その応用例を報告するとともに、それぞれの発表内容に関する活発な質疑応答が行われました。また参加企業は、開発した機器やポスター展示を行い、臨床などの現場における実用例などについて解説を行いました。

2日間にわたるシンポジウムは、両大学と企業とのこれまでの共同研究成果の発表だけでなく、今後の共同研究や開発についての可能性を模索するためのネットワーキング活動も活発に行われ、非常に有意義なものとなりました。

また、シンポジウムに先だって6月28日には、ボルドー大学主催のInnovation Dayが開催され、近藤輝幸 工学研究科教授が、CKプロジェクト(京都大学とキヤノン株式会社が協働して実施した「高次生体イメージング先端テクノハブ」プロジェクト)での産学共同の成功例を報告しました。

左から、開会挨拶をする湊理事・副学長、Santos副学長による基調講演、閉会挨拶をするDousset副学長

ROUND TABLE「ARTIFICIAL INTELLIGENCE AND IMAGING : A REVOLUTION?」

参加企業による事例の紹介(SHOWROOM PRESENTATIONS)

シンポジウム参加者集合写真(© Hugues Bretheau / SAM Univ Bx)

関連リンク