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優れた研究成果を挙げた本学の若手女性研究者を顕彰する制度である、京都大学たちばな賞(優秀女性研究者賞)の第9回の表彰式を開催しました。
表彰式は、最初に選考委員長である稲葉カヨ 理事・副学長より、選考経緯に関する報告を交えた開会の挨拶があり、引き続き、たちばな賞学生部門受賞者の中塚祐子さん(工学研究科博士課程3年生)、研究者部門受賞者の池田華子 医学部附属病院臨床研究総合センター准教授に、山極壽一 総長よりそれぞれ表彰状と記念楯が授与されました。続いて、副賞の「ワコール賞」が、安原弘展 ワコール株式会社代表取締役社長から贈呈されました。また、優秀女性研究者奨励賞研究者部門受賞者の久保田結子さん(工学研究科博士課程2年)、仲間絢さん(人間・環境学研究科博士課程3年)、中谷加奈 農学研究科助教にも、同じく山極総長より表彰状が、また安原社長より副賞が贈呈されました。なお、同じく同賞を受賞されたクロイドン・シルビア・アタナソヴァ 白眉センター特定助教は、出産のため欠席となりました。
その後、山極総長が受賞者への祝福の言葉と更なる活躍を期待するエールを送り、また、安原社長から受賞者への祝辞が述べられました。
引き続いて、たちばな賞受賞者による研究発表が行われ、中塚さんは「アモルファス酸化物の磁気的、磁気光学的性質」について、池田准教授は「難治性眼疾患に対する新規神経保護治療法の開発」について発表し、会場の参加者は熱心に聞き入っていました。
最後に、川添信介 理事・副学長より閉会の挨拶があり、盛況のうちに表彰式と研究発表を閉幕しました。