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本学が推進する「科学体系と創造性がクロスする知的卓越人材育成プログラム(略称ELCAS)」の第9期基盤コース成果発表会、平成28年度ELCAS閉講式を開催しました。当日は、2016年9月から2017年2月まで受講した基盤コース受講生(133名中131名)が、探究の成果について、各分野2チームに分かれて成果発表会を行いました。
閉講式では、鈴木基史 工学研究科教授(高大接続科学教育副ユニット長)より開会の挨拶がありました。続く専修コース修了式には修了生18名が参加し、谷野彩奈さん(専修コース修了生代表)によるスピーチがあり、「専修コースにおける研究での発見は、まるで宝探しをしていくようで本当に楽しかったです。今回学んだことを忘れず、まずは大学受験を突破して、研究者になれるように頑張っていきたいと思います。」と強いメッセージが伝えられ、専修コース修了生には有賀哲也 副学長(高大接続科学教育ユニット長)より修了証書が授与されました。
続いて金ズシェン さん(基盤コース修了生)から「ELCASでの活動を通して、失敗したときの心構えや判断の基準を学ぶことができました」と感想が述べられ、有賀副学長より受講生代表に修了証が授与されました。北野正雄 理事・副学長が全体講評を行った後、優秀な発表を行ったチームには、受講生の投票と教員による総合評価をもとにプレゼンテーション賞を決定し、表彰式が行われました。最後に有賀副学長より閉会の挨拶があり受講生全員で記念撮影を行い、今年度のプログラムが終了しました。更に深く科学を究める意欲・能力のある受講生は、来年度開催される専修コースや国際クラスに参加します。
プレゼンテーション賞受賞者「発表テーマ」
- 中村樹、辻口輝、宮川暉史
「ArduinoとProcessingを用いた物理コンピューティング」、物理コンピューティングによるインタラクション技術 - 上武佳生、金ズシェン、熊懐紗英、杉本健一郎
「Frontier of Synthesis Chemistry and Biochemistry」、合成化学・生物化学 - 上田菜央、大谷尚輝、藤原拓朗、湯原颯汰
「コケに特異的にみられる構造と機能、地衣体の菌類の役割について」、植物細胞の構造と機能 - 川端篤史、中嶋亮裕、望月春菜
「水と大気を知る」、地球環境学 I - 近藤鮎美、佐藤郁子、松本愛莉、山根綾華
「水産物の有効利用に関する研究」、海洋生物の健康増進の科学 - 石川海斗、楠原澄香、福田一帆、水野優
「トリ胚を通して動物の体作りを学ぶ」、生物学
関連リンク
- 京都大学「科学体系と創造性がクロスする知的卓越人材育成プログラム(略称ELCAS)」
http://www.elcas.kyoto-u.ac.jp/ - 国立研究開発法人科学技術振興機構次世代人材育成事業
グローバルサイエンスキャンパス
http://www.jst.go.jp/cpse/gsc/
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