第11回京都大学ホームカミングデイを開催しました。(2016年11月5日)

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京都大学同窓会が発足して10周年を迎え、第11回京都大学ホームカミングデイを、「華」をテーマとして開催しました。当日は、同窓生(卒業生、修了生、元教職員)、教職員、学生など延べ約2,800名の参加がありました。

講演会は、満員となった百周年時計台記念館 百周年記念ホールにおいて、高見茂 教育学研究科長(京都大学同窓会評議員)の司会により進められました。最初に山極壽一 総長(京都大学同窓会長)より、京都大学同窓会が10周年を迎えた2016年、皆さまに華やかなひとときを味わっていただきたいことや、京で華麗に花開いた「いけばな」の文化に触れていただきたいとの開会の挨拶がありました。続いて、京都先斗町芸妓による舞の上演があり、その後、華道家元池坊の池坊専好 次期家元より「いのちをいかすいけばなの美と心」と題する講演がありました。講演の中で「いけばな」では目に見える形や色を超えて、草木の存在そのものに輝きを見いだし、「いかす」ことを尊重することなどが話されました。講演会後半ではいけばなのデモンストレーションがあり、山極総長と池坊次期家元との会話を交えながらの実演は会場を大いに沸かせました。

「京料理を味わう」では、徳賀芳弘 副学長(京都大学同窓会代表幹事)の開宴の挨拶に続き、京都吉兆の特別弁当を楽しんだ後、京都大学奇術研究会のマジックショーが披露され、華やいだ中、会場内は大きな歓声で盛り上がりました。

百周年時計台記念館前広場のクスノキを中心に展開した「クスノキ屋台村」では、NHK「歴史秘話ヒストリア」案内役の井上あさひ アナウンサーのトークショーなど特設ステージでの数々のパフォーマンスがあり、多くの参加者で大いに賑わいました。

音楽会では、京都大学交響楽団による「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「カルメン組曲」、「ワルツイング・キャット」、「ハンガリー舞曲第5番」の演奏があり、最後に、京都大学交響楽団の創立100周年を記念して、山極総長から花束が贈呈されました。

また、重要文化財の清風荘の公開や登録有形文化財の尊攘堂、総合博物館、附属図書館の施設見学においても多数の参加者がありました。

このほか、国際科学イノベーション棟で「卒業生×在学生 交流イベント -京大生のキャリアを考える-」を行いました。出口治明 ライフネット生命保険代表取締役会長(法学部 1972年卒)による講演のほか、各分野で活躍する4名の卒業生によるキャリアをテーマにしたパネルディスカッションを実施しました。また、懇親会では、参加者の学生・卒業生と講師・パネリストらが交流を深めました。

挨拶を行う山極総長

池坊次期家元による講演

いけばなの実演

挨拶を行う徳賀副学長

マジックショーの様子

音楽会の様子

クスノキ屋台村の風景

交流イベントのパネルディスカッションの様子