全学教育シンポジウム「データと理想にもとづいて考える京大の教育改革-入試から大学院教育まで」を開催しました。(2016年9月9日)

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桂キャンパス「船井哲良記念講堂」を会場とし、教職員等240名の参加を得て、「データと理想にもとづいて考える京大の教育改革-入試から大学院教育まで」をテーマとする全学教育シンポジウムを開催しました。

このシンポジウムは、参加者が教育について全学的な議論や意見を交わすことにより共通理解を深め、今後の教育の改善・充実に資するとともに、部局の枠を越えた教職員の交流の場となることを目指して、1996年から開催しており、今回で第20回目となります。

午前の部は、北野正雄 理事・副学長による「京都大学が直面する課題と教育改革の方向性」と題した基調講演の後、本学の大学院教育における先駆的・特色的な取り組みについて、博士課程教育リーディングプログラムやダブル・ディグリープログラムなど、いくつかの研究科やプログラムから報告がありました。

午後の部は山極壽一 総長が、「京都大学の教育体制を世界の大学のデータから展望する」というテーマで基調講演を行いました。講演に引き続き、教学IR(教育についての組織的な調査分析)の基本的な考え方や方法について話題提供があり、本学においてデータにもとづいた教育改善にこれまで取り組んでいるいくつかの部局からの実践の成果や現状に関する報告がありました。さらに、今後の本学における教学IRの可能性、課題や展望等について、パネルディスカッションを行いました。

今回のシンポジウムを通じて、現在の取り組みの改良、新たな取り組みの企画など、さまざまな形で活かしていくこととしています。

左から、山極総長、飯吉理事補、北野理事・副学長

パネルディスカッションの様子