医学部附属病院「DMAT」、「DPAT」および「救護班」を熊本に派遣しました。(2016年4月16日~)

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医学部附属病院では、京都府から要請を受け、熊本地震の被害にあわれた人々の支援を行うため、4月16日~20日までDMAT(災害派遣医療チーム)の派遣を行いました。今回派遣されたのは、下戸学 医学部附属病院初期診療・救急科医師、播摩裕 同初期診療・救急科医師、平松八重子 同看護師長、篠浦千佳 同副看護師長、中村正次 同医療サービス課長の5名です。同チームは、熊本市内外で被災者の治療や患者搬送等を行いました。また、今回派遣隊の中には東日本大震災の際にもDMATとして現地で災害医療に従事したメンバーが参加しており、当時の経験を生かしたスムーズな活動が行えました。帰院後は、DMATによる活動報告会を開催し、院内から100人以上が参加するなど、各スタッフの関心の高さがうかがえました。

また、5月6日から12日まで、DPAT(災害派遣精神医療チーム)の派遣も行いました。チームは、鶴身孝介 医学部附属病院デイ・ケア診療部医師、嶌田裕子 同精神科神経科精神保健福祉士、久米章也 同看護師の3名で、菊池市内で活動を行いました。派遣前の5月2日には壮行会を行い、稲垣暢也 医学部附属病院長からは、長期化する避難生活で疲弊した被災者に寄り添い、少しでも皆さんの力になれるよう頑張ってきてほしい旨の激励がありました。派遣者からは、「医学部附属病院で培った経験を活かし、被災した人々の心のケアを行っていきたい。また、今回の活動で培った経験を医学部附属病院の各スタッフにフィード バックして、今後の災害医療に備えていきたい。」との抱負がありました。

さらに、京都府救護班第4班と第5班の派遣も決定し、5月6日には京都府健康福祉部長をはじめとする京都府の関係者が出席して壮行会が開催されました。 壮行会では、稲垣病院長から各派遣者に対して被災者への支援に関して期待の言葉がかけられるとともに、松村淳子 京都府健康福祉部長からは、刻一刻と状況が変化する被災地の声に耳を傾け、ニーズに沿った支援活動を行ってほしい旨の要請があり、各派遣者はこれから始まる救護活動に対して抱負を述べました。救護班第4班は、西賀雅隆 医学部附属病院循環器内科医師、兵頭富貴子 同看護師、浦田美樹 同看護師、山際岳朗 同薬剤師、一谷諒 業務調整員(京都府職員)で構成され、5月7日~13日の間、現地で避難者等への巡回診療などを行っています。第5班は、牟田優 同消化器内科医師、坂口もも子 同看護師、鈴木敦 同看護師、川田将義 同薬剤師、山本博 業務調整員(京都府職員)で構成され、同じく第4班に引き続き5月12日~18日までの間、救護活動を行っています。

帰院したDMAT隊員を出迎えた稲垣病院長、小池薫 救急部長、秋山智弥 看護部長

DMAT隊員による活動報告を聞く院内スタッフ

派遣されるDPAT隊員と稲垣病院長

各派遣者に対して期待の言葉を贈る稲垣病院長

各派遣者に対して期待の言葉を贈る松村京都府健康福祉部長

京都府救護班第4班・第5班と病院執行部ならびに京都府健康福祉部の皆さま

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