ベトナム、ダナン市のダナンシティホールにて、第3回日越学長会議を開催し、本学から山極壽一 総長、森純一 国際交流推進機構長、藤井滋穂 地球環境学堂長、柴山守 ASEAN拠点所長と関係教職員が出席しました。本会議は、第1回を2009年にベトナムのハノイで、第2回を2012年に本学で開催し、本学は第1回から日本側幹事校を務めています。
第3回は、ベトナム教育訓練省(MOET)からホスト校に任命されたダナン大学との共同開催として、文部科学省の後援のもと、在ベトナム日本大使館、日本学術振興会、国際協力機構、国立大学協会の出席も得て、ベトナム側44大学、日本側28大学、計約200名が参加しました。
会議は「両国の未来を担う人材の育成」をテーマとして、チャン・ヴァン・ナム ダナン大学長と山極総長による開会の挨拶で始まり、ダン・ヴィエット・ユン ダナン市人民代表議会副議長、ブィ・ヴァン・ガー ベトナム教育訓練省副大臣、柳淳 在ベトナム日本国大使館次席公使、田浦宏己 文部科学省国際戦略分析官による来賓挨拶、横浜国立大学とダナン大学との交流協定締結式、森機構長、チャン・アイン・トゥアン ベトナム教育訓練省審議官による基調講演と、山下邦明 日本学術振興会バンコク研究連絡センター長による事業紹介が行われました。
午後には、教育、研究の分科会に分かれて「高等教育連携と質の保証」「共同研究と研究成果の社会実装」をテーマに各大学の交流事例発表と情報交換を行い、日越交流における現状や課題を共有し、交流促進のための活発な議論が行われました。また、大学間懇談会の時間には30件を超える個別懇談が行われ、日越の大学が熱心に交渉し、今後の新規交流、連携強化に繋がる機会となりました。
2日目の全体会議では、森機構長およびダナン外国語大学長の議事進行のもと、日越協力の取り組み、将来への展望等について両国から6名の学長の発表があり、二日間の議論の総括とともに交流促進のための課題整理と方向性の提示が行われました。
結びとして、山極総長が第3回日越学長会議の共同声明を発表し、本会議で提案された方向性のもと、学生交流や共同研究等、日越の更なる交流促進を実現させていくことを確認し、盛況のうちに会議は幕を閉じました。
第4回は、2017年に日本で開催される予定です。