フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所で、白浜町消防本部予防係および南方熊楠記念館の協力のもと、防災訓練を実施しました。
同実験所は海抜が低く、地震に伴って発生する大津波の被害を受けることが危惧されています。そこで、実験所構成員や実験所利用者、併設されている水族館の入館者が津波による被害を受けないためには、いち早く隣接している番所山の山頂(約31m)にある南方熊楠記念館まで急な坂道を伝って避難する必要があります。
今回の訓練では一昨年度実施した訓練内容をもとに、同実験所の教職員で編成された自衛消防隊、学生など約20名が参加し、連絡班、避難誘導班、搬出班、それぞれに与えられた役割を懸命に実践しました。また、避難訓練終了後に、白浜町消防本部予防係より、訓練用消火器を使った初期消火活動の指導と訓練全体の講評を受けました。
今回の避難訓練では、山頂到達まで9分間もの時間がかかったことが指摘されたため、今回の訓練の検証結果をもとに、さらに工夫改善を加え、適切な行動ができるよう訓練を実施していきます。
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