京都大学技術士会第2回講演会が開催されました。(2014年11月1日)

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百周年時計台記念館国際交流ホールで、京都大学技術士会第2回講演会が開催され、81名の参加がありました。

京都大学技術士会は、技術士法に規定された技術士資格をもつ本学卒業(修了)生および教職員で構成され、会員数は500名を超えています。

伊藤紳三郎 副会長(工学研究科長、工学部・1973年卒)の開会挨拶では、京都大学技術士会の設立から1年半の活動とともに大西有三 会長(名誉教授、元理事・副学長、工学部・1968年卒)が掲げる会員目標1000名の紹介がありました。

第2回講演として、大西会長から「福島第一原発の廃止措置に向けての汚染水処理対策の内容とこれからの課題 -現場で、今何が行われているのか-」と題して、国の福島第一原子力発電所 汚染水処理・対策委員長として行っているさまざまな対策のお話をいただきました。毎日400トンの地下水が原子炉建屋に流入するのを防ぐために、水理専門家など大幅に補強して内在課題の洗出し、リスク評価、水理地質解析を行って汚染水処理対策の基本的考え方を決めたこと、またこれを実施するためにサブグループ、タスクフォースで検討を重ねたこと、凍土壁の施工と現状など、施策の内容を分かりやすくかつ専門的に詳しくお話いただきました。

最後に、川嶋眞生 副会長(理学部・1960年卒)から閉会挨拶があり、参加者全員で写真撮影を行いました。

講演会後、楽友会館に席を移し、懇親会が催されました。各方面で活躍される幅広い年齢層の理・工・農にまたがる多分野の専門技術者が集う有意義な意見交換の場となりました。最後に、大津宏康 幹事(工学研究科副研究科長、工学部・1979年卒)から本学の大学院生・学生への技術士制度の紹介などをいただき、盛況のうちに閉会しました。

会場風景

挨拶する伊藤副会長

講演する大西会長

集合写真

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