京都大学理学部植物園とブリストル大学植物園が合同ワークショップを開催、パートナーシップ協定を締結しました。(2014年9月23日~9月25日)

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京都大学理学研究科とブリストル大学(英国)は9月23日、両機関の植物園間で、パートナーシップ協定を締結しました。植物学分野における学術交流を促すことで、両大学の学際的な連携強化と、生物多様性条約の締約国会議で決定された「世界植物保全戦略」に寄与することが狙いです。

調印式は、ブリストル大学で三日間にわたって開催された合同ワークショップ「植物の環境応答とシグナル伝達」の一環として、行われました。

合同ワークショップ初日には、ティム・ギャラガー ブリストル大学理学部長とサイモン・ヒスコック 同大学植物園長による式辞に続き、キース・エドワーズ 同大学教授と西村いくこ 理学研究科生物科学専攻長による基調講演がありました。同日夜の調印式では、有賀哲也 理学研究科長の署名済み協定書を、附属植物園の運営委員長である田村実 同教授が持参し、ヒスコック園長による署名を以て締結されました。

二日目は、京都大学の工藤洋 生態学研究センター教授、小山時隆 理学研究科准教授、鹿内利治 同教授、長谷あきら 同教授、伊藤照悟 同助教、アントニー・ドッド ブリストル大学教授、スコット・ヘイ氏、アリスター・ヘザリントン ブリストル大学教授、クレアー・グリアソン 同教授らが、それぞれの研究分野について発表しました。

三日目は、双方の植物園について、それぞれ田村教授とヒスコック園長が紹介し、続いて山内淳 生態学研究センター教授、ウルリク・バウアー 博士が登壇しました。大学院生や研究員らによる研究発表の後、このパートナーシップの持続的な発展に向けた議論をし、三日間にわたる合同ワークショップを終えました。

左から、ヒスコック教授と田村教授

左から、鹿内教授、伊藤助教、小山准教授、田村教授、西村教授、山内教授、工藤教授、長谷教授

合同ワークショップ参加者

京都大学とブリストル大学との協定について

京都大学は2008年、産官学連携本部とブリストル大学の研究事業開発局との間で覚書を交わし、大学間でも学術交流(2011年)・学生交流(2012年)の協定を締結しています。

2013年にはブリストル大学で大規模な合同シンポジウムを開催、2014年1月には、2回目となる合同シンポジウムを京都大学で開催しました。その中の植物科学に関する分科会を、理学研究科生物科学専攻植物学教室と生態学研究センター植物部門が担当しました。ここで両大学の更なる連携強化に向けた話し合いがなされ、数か月にわたる協議を経て、今回のパートナーシップ協定の締結に至ったものです。

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