京都大学とマンダレー工科大学は2014年8月28日に第3回ミャンマー&京都大学ワークショップ-故小野紘一教授追悼記念-をミャンマー、マンダレーで開催しました。本ワークショップは平成24年に故小野教授(京都大学名誉教授/シニアリサーチアドミニストレーター)の発案で開始され、ミャンマーと本学の組織的な学術交流の礎となったワークショップです。
本ワークショップには京都大学が主導する本学とミャンマー間の国際融合研究プログラムであるSPIRITSや生物資源管理プログラムによる学術交流の成果発表や交流を促進することを目的として、本学とミャンマーの大学、政府関係機関より280名を超える参加者が集まりました。
開会式ではAung Kyaw Myat 科学技術省副大臣より、ミャンマーと本学の友好関係の構築に貢献された故小野教授へ深い感謝と追悼の意とともに、京都大が学による本活動を通じた相互的な協力関係の強化への期待が述べられました。また、本学を代表して北川宏研究担当理事補より、開会挨拶がありました。白土博通教授・ミャンマー工学教育拡充支援ユニット長より故小野教授への追悼メッセージの後に、全参加者より黙祷が捧げられました。
その後、Myint Khaing 准教授兼、リモートセンシング マンダレー工科大学工学科長、Tin Swe 環境森林保全省課長、北川宏研究担当理事補より基調講演がありました。基調講演ののちに、本学SPIRITSによる8プログラム、全学経費(特別協力経費)によるPICBiRMaの両国の代表者などにより研究発表がありました。
閉会式では、Myint Thein マンダレー工科大学副学長より閉会の辞をいただき、本ワークショップを通じてさらに、ミャンマーと日本の友好関係の構築にむけて、故小野教授の意思を引継ぐ参加者間の意識が確認されました。