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第1回DIPCON/ARC会議(国際水協会IWA・日本水環境学会JWSE主催、地球環境学堂・工学研究科・森里海連関学教育ユニット共催)を総合研究3号館にて開催しました。本会議は、IWAの拡散汚染DP(Diffuse Pollution)に関する専門家グループの会議DIPCON(Diffuse Pollution Conference)の、最初のアジア地域会議ARC(Asian Regional Conference)であり、日本からの31名を含め、アジアを中心とした11ヶ国78名の参加がありました。
会議は、藤井滋穂 地球環境学堂長の歓迎の挨拶、同専門家グループ議長のSung-Ryong Ha 忠北大学教授による開会宣言で開始されました。つづいて、口頭発表とポスター討議を組み合わせたハイブリッド方式で4セッション41件の発表を行ない、農地・林地・都市における水・大気・土壌などの汚染問題とその対策などDPに関する様々な研究を紹介しました。さらに特別セッションで、日本、韓国、台湾、ベトナム、ラオスの5ヶ国からDP問題が紹介されるとともに、パネルディスカッションにより各国の独自の問題と共通性に関して、フロアーも含め活発な討議となりました。
翌日の9月4日は、日本におけるDP問題の実態把握とその対策(BMPs:Best Management Practices)の視察のため、天ヶ瀬ダム、アクア琵琶、砂防ダム(オランダダム)および琵琶湖周辺を見学するツアーを実施しました。参加者は、日本の最新のDP対策技術を知るとともに、それにより改善された環境を体験する有用な機会を得、最後には次回2016年度の開催地、韓国での再会を約束し、盛況のうちに閉会となりました。
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