サマースクール「東南アジアの再生可能エネルギー開発」の研修をラオス、ベトナムで実施しました。(2014年8月11日~8月25日)

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大学の世界展開力強化事業(「人間の安全保障」開発を目指した日アセアン双方向人材育成プログラムの構築)による、サマースクール「東南アジアの再生可能エネルギー開発」の研修をラオス・ベトナムで行いました。工学部・農学部・経済学部・文学部・総合人間学部の学生15名が参加しました。なお、この研修は国際交流推進機構との連携による国際交流科目として実施され、所定の要件を満たした場合、一般教養科目2単位が認定されます。

研修は大垣英明 エネルギー理工学研究所教授、石原慶一 同教授の引率および藤枝絢子 ASEANセンター学術研究支援員の協力により、移動日を除き8月12日から16日までラオス国立大学(NUOL)、8月18日から24日までベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学(HCMUT)で実施しました。

第一週目のラオスでは、NUOLの学部生とともに、持続可能エネルギーについての講義と、水力発電所、ビール工場への訪問を通して、各種エネルギーの基礎知識やエネルギー効率改善、今後それらの利用を拡大するための社会的・経済的・政治的・技術的諸課題について学びました。また、その後場所を移動して、ベトナムでは、HCMUTの学部生と太陽光、風力、バイオマスエネルギーの基礎講義を受講した後、太陽光発電(Intelベトナム工場)、風力発電、石炭火力発電を見学し、それぞれの長所短所について実地で学びました。

本学とそれぞれのホスト校の学生とが3名ずつ5グループに分かれて、ラオスの未電化地帯の電化対策や、ホーチミンへの電力供給などについてグループ研究を行い、成果発表を行いました。

また、ラオスでは発電所建設のために来られている本学卒業生との懇談も行いました。

本研修は、本学と現地の学生にとって、貴重な経験となりました。臨地研修を通して、エネルギーと環境についての生きた知識を得ることができました。また、海外滞在が初めての学生もいましたが、すぐに現地に馴染み、現地学生との交流も大いに楽しみました。

Khamphone Nanthavong ラオス国立大学教授、Le Chi Heip ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学教授を始め現地で協力していただいた教員・スタッフの皆様にこの場を借りて感謝の意を表します。

ラオス国立大学での講義風景

風力発電所の見学風景

グループ発表

ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学での参加者