2013年12月に開催された第1回のシンポジウムに続き、京都大学で「第2回 京都大学-国立台湾大学 共催シンポジウム」を開催しました。台湾大学からは110名を超える参加者があり、本学からの参加者と聴講者をあわせると総勢300人を超える大規模なものとなりました。
本シンポジウムは、2013年度に策定された本学の国際戦略「2x by 2020」に基づいて開催されたもので、世界に卓越した知の創造を行う大学としての一層の発展、真のトップレベル大学としての地位の確立、国際社会におけるプレゼンスの向上を目的としています。
初日は、松本紘 総長、ヤン・パンチー 国立台湾大学長の挨拶に続き、本学から三嶋理晃 理事・副学長、台湾大学からはチャン・シューイン 国際事務所長が、両大学の紹介を行いました。その後、両大学の教員や研究者交流に関する大学間協定と、ダブルディグリープログラムに関する大学間協定の締結署名式を行いました。この協定により、本学と国立台湾大学は、そのパートナーシップをさらに多層的かつ戦略的に強化し、国際共同研究や研究者・学生交流を推進することになります。
つづく基調講演では、本学から野田進 工学研究科教授が高性能超小型レーザーの開発について、国立台湾大学からはチェン・ジエンウェイ 同大学医学院教授が医療関係の技術を商品化する産学連推進事業について講演を行いました。
午後からは、自然科学系から人文社会系まで多岐にわたる14の分野に分かれて各々の研究発表を行い、今後につながる活発な議論を交わしました。
夜のレセプションでは、河野泰之 東南アジア研究所長による特別講演や、本学学生によるアカペラを披露しました。
2日目は前日に引き続き各分野別のセッションを行なった後、分野ごとの討議成果や今後の共同研究の展望などについて報告を行いました。最後に、チェン・リャンジー 国立台湾大学副学長、吉川潔 理事・副学長による閉会の挨拶で、2日間にわたるシンポジウムは盛況のうちに閉幕しました。