森重文 数理解析研究所教授が国際数学連合(IMU)の次期総裁に選出されました。(2014年8月11日)

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森教授

数理解析研究所の森重文 教授が、国際数学連合(IMU)次期総裁に選出されました。2014年8月10日~11日に韓国慶州で開催された第17回IMU総会において決定され、任期は2015年1月1日~2018年12月31日です。

IMUが設立されて以来、日本人で初めての総裁就任となります。アジアから総裁が選出されるのも初めてです。

国際数学連合(IMU)とは、数学における唯一の世界的学術機関であり、国際科学会議(ICSU)の構成機関の一つです。4年に1回国際数学者会議(ICM)を開催し、その初日に数学におけるノーベル賞といわれるフィールズ賞などの授与を行います。

総裁就任にあたり、森教授は「重責ではあるものの、これで数学に少しは恩返しが出来ると思いましたので承諾いたしました。アジアから初の総裁という、事の重大さに身が引き締まる思いです。アジアを始め世界中の多くの新興国で数学が発展していますので、その振興にも寄与したいと思います。」とのコメントを出しています。