百周年時計台記念館・国際交流ホールにおいて、総長主催「外国人研究者との交歓会(Kyoto University Reception for International Academics)」を開催しました。これは国際交流イベントとして毎年開催しているもので、本学で教育・研究に携わる外国人研究者、総長・理事等役員および部局長をはじめ外国人研究者と関わりのある本学教職員が、相互に交流を深めることを目的としています。今回は40を超える国や地域からの研究者を含め、約300名の参加がありました。
交歓会は、三橋紫 国際戦略本部副本部長の司会のもと、山極総長の挨拶から始まりました。山極総長は、本学が多くの外国人研究者を迎え、また本学研究者を海外へ派遣しており、研究の国際化を着実に進めていること、日々生活環境が変わる中各個人が今置かれている状況について考え、共有し、皆が地球社会の調和ある共存を実現するために何ができるかや解決策を考えることが京都大学の学問の核であることなどを述べ、参加者は真剣に耳を傾けていました。
続いて、河野泰之 副学長・国際戦略本部長より、本学の国際化を推進する組織である国際戦略本部の紹介と、乾杯の発声が行われました。乾杯後は参加者それぞれが研究内容などをもとに歓談し、互いに交流を深めました。
本年度も託児室や子ども用のスペースを設け、家族連れでの研究者の参加が過去最多となったほか、お祈りのための部屋を設けるなど、研究者の文化的な多様性にも配慮し、多くの方が参加しやすい会となりました。
会の途中では、学生サークル「京炎そでふれ!彩京前線」による演舞も披露され、華やかで活気ある舞に魅了された参加者が、思わず一緒に体を動かす姿も見られました。
参加者からは、「同じ分野の研究者を見つけることができた」、「総長のスピーチに感銘を受けた」、「家族と一緒に楽しむことができた」といった声が聞かれ、約2時間にわたった会は、盛会のうちに終了しました。