
18時00分~19時30分(受付は17時30分から)
本学には現在18の附置研究所と研究センターがあります。2015年4月に、これらの相互連携の強化と、学部・研究科も含む全学的な研究活動の促進を通じた異分野融合による新学術分野の創成をめざして「京都大学研究連携基盤」を設置しました。
研究連携基盤が実施する丸ノ内セミナーは、首都圏在住の社会人を対象とした「大人のための高度な教養講座」としてスタートし、附置研究所・センターで展開されている最新研究をわかり易くお伝えすべく企画・開催してきました。コロナ禍を経て、ハイブリッド方式(対面&オンライン)で実施することとなり、より多くの、一般の方や大学生・高校生にも参加いただいています。
この度、セミナー企画を強化し、年間テーマのもと6回シリーズとして話題提供することとなりました。2025年度は、「京大の多彩なサイエンス -22世紀の地球を見据えて-」というテーマのもと、100年先をも夢見る研究として、研究の多様性と醍醐味を感じてもらえればと思っています。6回シリーズを通してでも、あるいは、興味をお持ちいただいた回をスポットでも、お申し込みいただけます。多くの方々のご参加をお待ちしています。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
- オンライン
京都大学東京オフィス(新丸の内ビルディング10階)、またはオンライン配信(Zoomウェビナー)
アクセスマップ
- 一般・地域の方
- 企業・研究者の方
どなたでも参加いただけます。
現地(京都大学東京オフィス):50名
オンライン配信(Zoomウェビナー):500名
無料
イベント内容
講師
今井 啓雄(ヒト行動進化研究センター 教授)
講演タイトル
多様な霊長類の食性とその進化
講演概要
人類は様々な食物を口にしますが、この進歩は火の使用や植物育種など、生物学的というよりは文化的な側面によるものが大きいと考えられます。ただ、生物学的にも人類集団の中で味覚受容体の機能的な分布が異なっている例など、ヒトとしての進化・多様化も進行しつつあるようです。当日現地会場では、味覚の簡単なテストを実施して、ヒト集団の中の味覚に関する遺伝的多様性について議論したいと思います。
もうすこし視野を広げて文化的な側面がほとんどない現生の霊長類を眺めてみると、多くの霊長類は雑食性が強いものの、ヒヒやゴリラ・コロブス等の草食・葉食、マーモセット類のような樹液食等、個性的な食性を示す種も存在します。これらの味覚や分子機構はどうなっているのでしょうか?まだ、完全な答えは出ていませんが、それぞれの種に特徴的な味覚受容体遺伝子の変異が見えつつあります。それぞれの生息環境に適応して、特徴的な進化をすることによって、現代まで生き残っているのかもしれません。
詳細は、以下のページをご覧ください。
第145回京都大学丸の内セミナー | 京都大学研究連携基盤
申し込み
以下のWebサイトよりお申し込みください。
京都大学丸の内セミナー | 京都大学研究連携基盤
- 希望の開催回を一括で申し込み、開催回ごとの申し込みのどちらも可能です。
- やむを得ない事情により、中止あるいは延期する場合があります。その際は、本ページおよび研究連携基盤Webサイト等にてお知らせします。また、申し込みいただいた方には、研究連携基盤基盤企画室からご連絡します。
定員に達し次第、締め切ります。
京都大学研究連携基盤基盤企画室
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
Tel: 075-366-7113
E-mail: A50kiban*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)