※ 定員に達したため、申し込みを締め切りました。(2024年3月29日)
公開講座 京大知の森は、京都大学の知を広く学内外の人々に向けて発信するため、2023(令和5)年から開催している公開講座です。
第2回目となる今回は、「人生100年の道のり-「老い」の見方を変える-」をテーマに、来場とオンデマンド配信(後日公開予定)で開催します。
基本情報
- 吉田キャンパス
国際科学イノベーション棟5階 シンポジウムホール(本部・西部構内マップ[69])
- 百周年時計台記念館 百周年記念ホールではありませんのでご注意ください。
- 後日、オンデマンド配信を予定しています。
- 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
270名(申し込み先着順)
無料
イベント内容
テーマ
「人生100年の道のり -「老い」の見方を変える-」
「老い」への不安は「衰え」への意識を生み、時に人間に苦しみをもたらします。特に長生きできるようになった現代では、多くの人が自分や誰かの「老い」に発する問題に直面するかもしれません。しかし、人生100年の今、「老い」を単なる加齢や衰退として捉えることは現状に合わない面もあり、少し切り口を変えて「老い」を見直す必要がありそうです。
老化のプロセスや人間が生涯で経験する変容の意味について、脳内メカニズムの変化や人類の進化、文化や環境の差異など様々な観点から考えます。
講演1
「生涯学:加齢観の刷新をめざす学際的研究」
月浦崇 人間・環境学研究科教授
「エイジング」という言葉には、一般的にネガティブな印象を抱く方が多いと思います。年齢とともに心身の機能低下は避けて通ることはできませんが、年齢を重ねることでポジティブに変化する(成熟する)こともあるはずです。本講演では、成熟した「老い」へ向けて私たちが進めている「生涯学」の研究の一端を紹介したいと思います。
講演2
「老化と対話する医療から新しい健康概念へ ~寿命の進化論的考察より」
近藤祥司 医学研究科准教授、高齢者医療ユニット長
「老化先進国」日本では、「高齢者の多様性」が観察されます。「寿命の進化論的考察」より、「ヒト50歳以降はプログラムされていない」と仮説され、「老化は進化とのトレードオフ」の結果とも言えます。老化恒常性・レジリエンスの存在を我々は意識せざるをえず、新健康概念の創出が期待されます。
パネルディスカッション
月浦教授、近藤准教授、坂本龍太 東南アジア地域研究研究所准教授
オンデマンド配信について
本イベントは、後日、KyotoU Channelにて視聴できます(2024年5月下旬頃公開予定)。
申し込みは不要で、どなたでもご覧いただけます。
KyotoU Channel
申し込み
定員に達したため、申し込みを締め切りました。
備考
主催:京都大学
後援:京都府、京都市
京都大学渉外部渉外課
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-2606(月曜日 ~ 金曜日 9時00分 ~ 17時00分)
E-mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)