グローバル教育展開オフィス主催：2022年度ウェビナーシリーズ「ダイバシティー時代の「日本型教育」の行方 」第3回

　教育学研究科グローバル教育展開オフィスでは、2022年度ウェビナーシリーズ「ダイバシティー時代の「日本型教育」の行方 」を開催します。

　第3回となる今回は、髙橋史子 東京大学教養学部 特任講師をお迎えし、「日本型教育の海外展開により見えてくる日本型全人教育の可能性と課題」についてお話しします。

　日本型の全人教育や特別活動（TOKKATSU）がエジプトをはじめとするいくつかの国で導入され、教育政策関係者、学校関係者だけでなく、企業も巻き込む形で「輸出」されています。一方で、国内のこれまでの教育研究におい ては、さまざまな点で学校教育の課題が指摘され、改革や改善が議論されています。移⺠・難⺠の子どもの教育にみ られる多様性と平等、包摂はそうした課題の一つといえるでしょう。今回の報告では、日本型教育の海外展開という事象から再帰的にみえてくる日本の学校教育が抱えるエスニシティや言語・文化などの多様性と平等・包摂に関す る課題と、新たに起こり得る問題について論点を提示し、議論します。