そこで今回は、「再生医療」に関する最新の研究内容を紹介します。そして、それらを活用していくために、わたしたちはどのような課題を検討する必要があるのかについても、考えてみたいと思います。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/kaf/about/access.html
- 一般・地域の方
イベント内容
プログラム
【第1回】2019年9月4日(水曜日)
幹細胞の制御 −再生医療の産業化へ向けて−
長谷川 光一 (高等研究院 物質-細胞統合システム拠点 特定拠点講師)
iPS細胞などの多能性幹細胞は、無限に増殖させることができ、人体を構成するほとんど全ての種類の細胞を作製できる細胞です。このため、多能性幹細胞から作製した細胞を利用した移植治療や薬剤の開発などが期待されています。これらを広く一般的なものとするためには産業化されることが有効です。この産業化へ向けた課題と取り組みについて紹介します。
【第2回】2019年9月11日(水曜日)
iPS細胞を用いたパーキンソン病治療
高橋 淳 (iPS細胞研究所 教授)
パーキンソン病はドパミンという神経伝達物質を産生する神経細胞が進行性に減少する神経難病です。主に50歳以降に手足の震えなどで発症し、徐々に動けなくなります。我々はiPS細胞から作製したドパミン神経細胞の移植によって症状を改善させる治療法を開発しており、昨年臨床試験を開始しました。本講演ではこれまでの経過と今後の展望を紹介します。
【第3回】2019年9月18日(水曜日)
再生医療とリハビリテーション
青山 朋樹 (医学研究科 教授)
再生医療はいよいよ実用化が進んでおり、通常臨床技術として用いられる日も遠くありませんが、単に細胞や再生組織を移植や輸注するだけではその機能を発揮する事は難しいでしょう。しかし、ここに人類が長年かけて育んできたリハビリテーションという技術があります。移植した細胞が機能を発揮できるようなリハビリテーション技術の開発について提案を行います。
【第4回】2019年9月25日(水曜日)
社会で考えるiPS細胞研究をめぐる倫理
藤田 みさお (iPS細胞研究所 特定教授)
iPS細胞を使った治療法の開発が本格化しています。一方、新しい科学技術の発展は従来の価値観では判断できない「倫理的課題」を生み出すことがあり、iPS細胞技術も例外ではありません。動物の体内でヒトの臓器を作ったり人工生殖細胞を作製したりする研究が進んでいます。こうした研究をどこまで認めてよいでしょうか?当日は皆さんと共に考えたいと思います。
申し込み
申し込み方法
申し込み方法は、(1)Web申し込み、(2)Fax申し込みの2種類があります。
全4回のシリーズですが、1回のみお申し込みいただくことも可能です。
下記の【連続講演会「京大の知」開催・運営等の注意事項】に同意の上、お申し込みください。
(1)Web申し込み
以下の「Web申込フォーム」からお申し込みください。
(2)Fax申し込み
「申込用紙」を以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、Faxにて申し込み先までお送りください。
【申し込み先】
総務部渉外課 Fax: 075-753-2286
連続講演会「京大の知」開催・運営等の注意事項
- 本講演会は、事前申し込み制です。
- 申し込み多数の場合は、抽選となります。
- 抽選に関する個別のお問い合わせにはお答えできません。
- 事前申し込みをしていない方の参加、また落選の方の参加はできません(当日お越しになられても参加できません)。
参加の可否について
抽選結果等、参加の可否につきましては、8月23日(金曜日)までに、総務部渉外課より連絡いたします。
申し込みシステムについて
総務部渉外課渉外事業推進掛では、株式会社パイプドビッツが提供するメール配信ASPシステムを使用しています。
※ メールでの連絡をご希望の方は、必ず「mail2.adm.kyoto-u.ac.jp」からのメールを受信できるように設定してください。
Tel: 075-753-2031
Fax: 075-753-2286
E-Mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)