※ ポスターを追加しました。(2016年1月27日)
このたび、京都大学 東京オフィスにて、連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ21を開催します。
5年前の2011年3月11日。M9.0という観測史上最大規模の地震に、文字通り日本は大きく震えました。私たちが暮らす日本が、地震大国であることに、あらためて多くの人が直面し、過去、そして未来において、日本は地震とともにあることを感じました。もちろん、未来に「絶対の予測」など、ありません。そして、ひとたび大地震が起これば「被害ゼロ」もありません。だからこそ、私たちは地震をもっと知り、備える必要があるのです。
東日本大震災、そして首都直下地震、南海トラフ巨大地震などにも触れながら、4人の研究者が、それぞれの視点から語る「地震」について、一緒に考えていきましょう。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
- 一般・地域の方
イベント内容
プログラム
【第1回】2016年3月9日(水曜日)
「巨大地震に備えた都市・建築物の地震対策」 林 康裕(工学研究科 教授)
東京では、首都直下地震や南海トラフを震源とする巨大地震の発生が懸念されています。本講演では、阪神淡路大震災や東日本大震災などの地震被害経験を踏まえた、都市・建築物の地震対策のあり方についてお話しします。
【第2回】2016年3月16日(水曜日)
「巨大地震の予測と地震科学の限界」 橋本 学(防災研究所 教授)
東日本大震災以降、南海トラフなど巨大地震の想定が相次ぎ、社会は対応に追われています。ただ一方で「大規模地震の予測が極めて困難」という報告もあります。それらの科学的根拠、合理性などを、地震科学の限界を踏まえつつ解説します。
【第3回】2016年3月23日(水曜日)
「コンピュータ地震なまずの飼育法」 平原 和朗(理学研究科 教授)
コンピュータ上に日本列島を作り、日本列島下に沈みこむプレート運動と岩石の摩擦則を用いて地震を発生させる、「コンピュータ地震なまずの飼育法」(地震発生サイクルシミュレーション)を通して、地震発生の謎に迫ります。
【第4回】2016年3月30日(水曜日)
「復興から考える、地震で起きること・備えること」 牧 紀男(防災研究所 教授)
首都圏では近い将来、M7クラスの地震の発生が予想されています。被害をゼロにすることは不可能であり、災害からの回復力を高めることも重要です。近年の災害事例から、災害が地域に与える影響、災害への対処方法について考えます。
申し込み
申し込み方法
申し込み方法は、(1)Web申し込み、(2)Fax申し込みの2種類があります。全4回のシリーズですが、1回のみお申し込みいただくことも可能です。
(1)Web申し込み
以下の「Web申込フォーム」からお申し込みください。※ Web申込フォーム
(2)Fax申し込み
「申込用紙」を以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、Faxにて東京オフィスまでお送りください。※ 「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ21 申込用紙(PDF)
※ Fax: 03-5479-2221
参加いただける方にのみ3月4日(金曜日)までに、本学より受付番号を連絡します。各回とも定員を超える申し込みをいただいた場合は、抽選となります。
個別の抽選結果の問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
【申し込みシステムについて】
総務部渉外課渉外事業推進掛では、株式会社パイプドビッツが提供するメール配信ASPシステムを使用しています。
※ メールでの連絡をご希望の方は、必ず「mail.adm.kyoto-u.ac.jp」からのメールを受信できるように設定してください。
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階
Tel: 03-5479-2220、Fax: 03-5479-2221
E-mail: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
Webサイト: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/