稲葉カヨ副学長がロレアル-ユネスコ女性科学賞を受賞しました。(2014年3月4日)
稲葉副学長
ロレアル-ユネスコ女性科学賞はロレアルグループとユネスコが、生命科学の分野で目覚しい業績を挙げた世界の優れた女性科学者を表彰するものです。同賞の国際選考委員会が、生命科学の分野の発展に貢献した世界の優れた女性科学者を選びます。なお、授賞式は2014年3月19日(水曜日)にパリのソルボンヌ大学で開催されます。
受賞理由
このたびの稲葉カヨ 副学長(男女共同参画担当)の受賞は、体内に侵入してきたバクテリア、ウイルスやがん細胞などの異常細胞の脅威から体を守る免疫システムにおける樹状細胞の重要な役割を解明し、樹状細胞を体の外で処理し、再び体内に投与することによって免疫反応を促すことができることを初めて実証したことによるものです。この研究成果は、細胞療法に大きな進展をもたらし、新たな抗がん治療の確立にもつながる多大な貢献を成し遂げています。
稲葉副学長のコメント
女性のノーベル賞受賞者も輩出しているロレアル-ユネスコ女性科学賞のような栄えある賞をいただくことができ大変に光栄であり嬉しく思うとともに、これまで一緒に実験を続けてきた国内外の多くの研究者の方々に深く感謝しています。