オランダのアイントホーフェン工科大学の教員・学生計26名の見学を、京都大学桂キャンパスの工学研究科で受け入れました。
今回の訪問はアイントホーフェン工科大学の応用物理学専攻が行っている数週間の海外スタディツアーの一環で、3週間にわたる日本でのツアーの1日を工学研究科で受け入れることとなったものです。桂キャンパスへは2005年のスタディツアーに続き2度目の訪問となりました。
1日ラボツアーのプログラムは、北野正雄 工学研究科長・副理事の歓迎の挨拶、長谷部伸治 教授(工学研究科国際交流委員会副委員長)の本学および工学部・工学研究科の概要紹介、小島一信 国際化教育担当講師によるラボツアー概要紹介で始まりました。
午前中は、桂キャンパスAクラスターの電気系研究室のうち、光量子電子工学研究室(野田進 教授)、光材料物性工学研究室(川上養一 教授)、集積機能工学研究室(掛谷一弘 准教授)を訪問され、各研究室の若手研究者が研究紹介を行いました。
昼食時には京都市街を一望する桂ラウンジにて、日本・オランダ双方の研究者・学生がなごやかな雰囲気の中で交流、意見交換を行いました。
午後には、桂インテックセンターのシステムシミュレーションラボと極低温施設の見学を行い、小森悟 教授(前工学研究科長)の説明に熱心に聞き入り、多くの質問が続きました。
続いて、Cクラスター(C3棟)に今春移転してきたばかりの物理系4専攻の中から、機械機能要素工学研究室(小森雅晴 准教授)と、ナノ・マイクロシステム工学研究室(田畑修 教授)を紹介、機械系クリーンルームを見学し、その後、工学研究科学生とともにポスターセッションに参加しました。
今回の受け入れは両校の交流を深めるだけでなく、本学工学研究科の学生・若手研究者の国際交流経験の機会を増やし、他文化の研究者との研究交流を通して視野を広めることも目的としています。
各研究室での実験デモやプレゼンテーションも教授だけでなく若手研究者、学生が大きな役割を果たしました。午後のポスターセッションは学生と若手研究者が中心となって運営し、各ブースで活発な意見交換を行うなど、若手研究者育成のためにも大変良い機会となりました。
工学研究科では今後も引き続き、国際交流、グローバル人材育成につながる活動を積極的に推進していきます。
桂インテックセンター大型実験施設にてデモと説明を行う小森教授 | 電気系ラボツアー 実験デモに見入る学生 |
桂キャンパスBクラスター 歓迎メッセージ前で | 桂ラウンジにてブレイクタイム:長谷部教授の茶道具の説明に興味深く見入る学生 |
ポスターセッション:6研究室がブースを開設 | ポスターセッション プレゼンの後に質問が続く |
アイントホーフェン工科大学引率教員からお礼の挨拶:代表学生から記念品の贈呈 | |
桂ラウンジにて(北野研究科長・副理事、長谷部教授、アイントホーフェン工科大学・京都大学工学研究科 参加メンバー) |
関連リンク
- 京都大学工学部・工学研究科ホームページ(国際交流)
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/international - アイントホーフェン工科大学
http://www.tue.nl/en/