京都大学春秋講義(平成25年度春季講義)を開催しました。(2013年4月24日・5月8日・15日)

京都大学春秋講義(平成25年度春季講義)を開催しました。(2013年4月24日・5月8日・15日)

 京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的財産について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。

 今回は、メインテーマを「アジアにおけるインド・中国のパワー」として3回講義を行いました。1回目の4月24日は劉徳強 地球環境学堂教授から「中国パワーの源泉と行方」、2回目の5月8日は田辺明生 アジア・アフリカ地域研究研究科教授から「現代インドのダイナミズム-多様性社会の挑戦」、3回目の5月15日は中西寛 法学研究科教授から「中国、インドの「復活」とその政治的影響-文明的大国と21世紀の国際政治」と題した講義がありました。各回ともほぼ満員となる盛況ぶりで、講義後には活発な質疑応答が行われました。

 参加者からは「世界史の中でインド、中国をとらえてみることで将来の在り方が見えることがわかり、一層興味がわいた」「日本のジャーナリストによる報道とは違った話が聴けた」「経済・政治の成熟と倫理(人権)は深くリンクしているという説明に説得力があった」などの感想が寄せられました。

 


左から、講義をする劉教授、田辺教授、中西教授


会場の様子