文部科学省の「大学国際戦略本部強化事業」(平成17~22年度)による本学での計画事業を引き継ぎ、第8回ユニバーシティ・アドミニストレーターズ・ワークショップを、グローバル30(The Global 30 Project for Establishing University Network for Internationalization)との共催のもと、百周年時計台記念館にて開催しました。
本ワークショップは今年で8年目を迎え、東アジア諸国のAPRU(The Association of Pacific Rim Universities:環太平洋大学協会)・AEARU(The Association of East Asian Research Universities:東アジア研究型大学協会)加盟校および各協定校から、国際交流・留学に携わる実務担当・責任者が集い、国際交流の現状や国際化を目指す大学運営改革・強化に向けた共通課題について意見交換を行う貴重な機会となっています。
今年は統一テーマとして「International Offices as a Driving Force for the Cultivation of Global Talent(グローバル人材育成を推進するための国際オフィスの役割)」を掲げ、海外から26大学、国内から5大学、本学関係者を含め計100名を超す多くの参加を得ました。
ワークショップは、松本紘 総長による挨拶の後、佐藤兆昭 研究国際部長から、プログラム構成・アウトライン、セッションテーマについてスピーチを行い、セッションを開始しました。
1日目は「New Initiatives to Cultivate Global Human Resources(グローバル人材育成に向けた新しい取組み)」、「New Strategies in International Relations(国際交流に関する新たな戦略)」、「The Roles of Skilled Administrative Staff and International Offices in University Internationalization(大学の国際化に求められる事務職員の資質と国際オフィスの役割)」の3つをテーマとした4セッション、2日目は2会場で同時進行の形態により、「Student Exchange Promotion and Infrastructure Development(学生交流推進とインフラ整備)」を共通テーマとした4セッションをそれぞれ行いました。
本学からの2名の職員を含め、各大学の参加者によるプレゼンテーションに続いて、セッションごとに活発な議論が繰り広げられました。大学の国際化を推進するために必要な事項、またその実現に向けての問題意識を共有したうえで、国際交流の実務担当・責任者が具体的な意見を交わすことにより、国内の諸大学とアジアの主要大学とのネットワーク構築を強化するとともに、各大学がより発展的な国際交流活動を実践していくことが期待されます。
参加機関一覧
- バンドン工科大学(インドネシア)
- インドネシア大学(インドネシア)
- インドネシア科学院(LIPI)(インドネシア)
- シンガポール国立大学(シンガポール)
- カセサート大学(タイ)
- チュラロンコン大学(タイ)
- 慶北大学校(韓国)
- ソウル大学校(韓国)
- 延世大学校(韓国)
- 高麗大学校(韓国)
- 韓国科学技術院(KAIST)(韓国)
- 浦項工科大学校(POSTECH)(韓国)
- 建国大学(韓国)
- 国立台湾大学(台湾)
- 国立清華大学(台湾)
- 武漢大学(中国)
- 北京大学(中国)
- 清華大学(中国)
- 復旦大学(中国)
- 中国科学技術大学(中国)
- 香港科技大学(中国)
- 香港大学(中国)
- 南京大学(中国)
- ベトナム国家大学ハノイ校(ベトナム)
- マラヤ大学(マレーシア)
- フィリピン大学(フィリピン)
- 東京工業大学(日本)
- 九州大学(日本)
- 明治大学(日本)
- 立命館大学(日本)
- 京都大学(日本)
左から松本総長、佐藤研究国際部長、森純一国際交流推進機構長 | |
本学職員によるプレゼンテーション | 質疑に対応する本学職員 |
森国際交流推進機構長によるラップアップ | ディスカッションの様子 |
集合写真 |