高等教育研究開発推進センターが第83回公開研究会 「大学教育におけるポートフォリオの活用-授業改善からカリキュラム改善へ-」を開催しました。(2012年2月12日)

高等教育研究開発推進センターが第83回公開研究会 「大学教育におけるポートフォリオの活用-授業改善からカリキュラム改善へ-」を開催しました。(2012年2月12日)

 百周年時計台記念館において、第83回公開研究会「大学教育におけるポートフォリオの活用-授業改善からカリキュラム改善へ-」を開催しました。

 これは、高等教育研究開発推進センターが、特別経費プロジェクト「大学教員教育研修のための相互研修型FD拠点形成」の一環として、また関西地区FD連絡協議会との共催事業として行ったものです。まず、開催校を代表して田中毎実 高等教育研究開発推進センター長から開会の挨拶がありました。続いて、プログラム第一部では、ダニエル・バーンスタイン(Daniel Bernstein) カンザス大学教授より「ティーチングにおける知的活動の表象:教授・学習を可視化する」と題する基調講演が行われました。

 第二部の事例報告・ディスカッションでは、酒井博之 高等教育研究開発推進センター特定准教授より「各報告の位置づけについて」と題する全体説明の後、平山朋子 藍野大学医療保健学部准教授より「藍野大学におけるコースポートフォリオの実践報告」、土井智晴 大阪府立大学工業高等専門学校総合システム学科准教授より「大阪府立大学高専におけるコースポートフォリオ活用」、小川勤 山口大学大学教育センター教授より「カリキュラム・マップを活用した組織的カリキュラム改善」と題する報告がありました。

 さらに、各事例報告について、栗田佳代子 大学評価・学位授与機構准教授よりティーチングポートフォリオの観点から、バーンスタイン教授よりScholarship of Teaching and Learning(SOTL)の観点から、飯吉透 高等教育研究開発推進センター教授よりICT利用の観点から、それぞれコメントがなされました。

 その後は、質疑応答および全体討論を行い、パネリストと参加者その後で活発な意見交換がありました。

 本研究会には、学内外の大学関係者および学生等、計137名の参加者がありました。研究会終了後の情報交換会も、多くの参加者が一層の交流を深めつつ、盛会のうちに終了しました。


開会挨拶をする田中センター長

講演をするバーンスタイン教授

事例報告をする酒井特定准教授

全体討論の様子

閉会挨拶をする大塚教授

会場の様子