ATR(株式会社国際電気通信基礎技術研究所)と包括的連携契約を締結しました。(2010年3月15日)
左から牧野本部長、平田代表取締役社長
産官学連携本部は、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府相楽郡精華町「けいはんな学研都市」)との間で組織対応型(包括的)連携契約を締結しました。
この連携契約は、情報通信分野等における研究開発の相互協力を確認するとともに、双方が保有する人的資源、知的資源、施設、装置等の活用を通じ情報通信分野、医療分野、環境・エネルギー分野等における新たな共同研究テーマの発掘、および研究成果の事業化推進を目指すものです。
ATRとは、これまでも教育分野において、人間・環境学研究科、情報学研究科、医学研究科高次脳機能総合研究センターとインターンシップ協定を締結するなどの連携を推進してきましたが、今回の契約締結により、今後は研究分野においても、本学とATRのメンバーで構成する連携協議会を設置し、秘密保持契約の元、共同研究テーマの検討を包括的に、またより迅速に行うことが可能になります。
3月15日にATRで実施された調印式では、産官学連携本部の牧野圭祐 本部長およびATRの平田康夫 代表取締役社長が連携契約書に調印したのち、双方からけいはんな学研都市発展への貢献や関西における研究の活性化等を含め、包括的連携に対しての期待と意気込みが語られました。
今回の包括連携契約は産学連携に特化した包括協定としては初の締結であり、本学は今後もこうした形で研究成果の社会への還元を図っていきます。