新しい構造を持つ金属ルテニウム触媒の開発に世界で初めて成功-家庭用燃料電池エネファームの耐用年数向上へ-
用語解説
金属組織学
金属・合金の結晶組織および構造と、金属の組成・加工状態・物性などとの関連を求める学問
状態図
物質系の状態が状態変数によってどのように変わるかを示す図。状態変数としては温度、圧力、密度、多成分系ではこれらのほかに成分比などがとられる。ここでは、温度を状態変数として示している。
透過型電子顕微鏡観察
電子顕微鏡の一種である。観察対象に電子線をあて、それを透過してきた電子が作り出す干渉像を拡大して観察する電子顕微鏡のこと。
粉末X線回折測定
粉末にX線を照射すると、結晶を構成する原子や分子の規則正しい配列に応じた回折現象(回折パターン)が観測される。この回折パターンを解析することで、結晶中で原子や分子がどのように配列しているのかを明らかにすることができる。
転化率
反応により消失した反応物質の供給量にたいする割合
バルク状態
大きな粒子径を持つ物質。一般的に市販されている金属粉末などはバルク状態にある。
相分離
物質系が2つの相に分離する現象をいう。ここでは2種類以上の金属が原子レベルで交じり合わず、お互い別々に存在している状態を指す。