2013年8月9日
このたび、平成26年度理学研究科地球惑星科学専攻修士課程入試の問題の一部に出題ミスがあることが判明しました。
この事実を厳粛に受け止め、受験者に不利益を生じないよう、さらに再発防止に向けた今後の対応策等について、ここに発表します。
1.出題ミスの内容
平成25年8月5日(月曜日)午後1時15分から4時15分にかけて実施した、同研究科地球惑星科学専攻修士課程入学試験の「基礎科目(問題2)」の問[4]の小問(1)の本文中において、以下のとおりの記述の不備が判明した。
2.出題ミス発見の経緯
地球惑星科学専攻の募集人員は50名で、「基礎科目」を54名が受験した。「基礎科目」は、全12問から3問を選択して行われた。平成25年8月7日(水曜日)に、基礎科目の問題2(数学)の問[4]の小問(1)において試験問題文の不備が判明した。なお、試験中および試験後も受験者からの指摘はなかった。
3.受験者の合否判定および受験者への周知について
この問題を選択した者が不利益を被ることがないように、該当箇所については、37名の解答者全員の答案を正解とした。該当箇所の配点は「基礎科目」300点満点中の10点であり、該当箇所について解答者全員を正解としても合否判定(分科配属を含む)に影響はなかった。
今回の出題ミスに関し、受験者全員に対して文書にて通知を行う。
4.出題ミスの起こった原因とチェック体制について
問題案作成後、科目出題委員による相互検討を行った後、全出題委員および実行委員会正・副責任者による全試験問題の検討を経て、試験問題を完成させた。問題作成とは独立の委員および実行委員会正・副責任者による点検と出題委員による訂正を3度行った。試験当日には、出題とこれまでの点検に関わっていない点検委員および出題委員による当日点検を行った。
以上の検討・点検を行ったが、ミスの発見に至らなかった。
5.今後の対応策
理学研究科で策定した出題ミス防止のための入試点検チェックマニュアルの実施を更に徹底し、試験問題の作成と点検の体制を再度見直す。出題ミス対策を徹底することにより、出題ミスのない体制を構築する所存である。出題に関わっていない点検担当の教員を増員するなど、点検をより入念に行うことにより、理学研究科として再発防止に努めたい。