本年12月に世界税関機構(WCO)の政策全般を検討する重要な会議である政策委員会が京都で開催されます。税関手続の簡素化、調和等による貿易の円滑化を通じた経済成長への貢献(注)、テロ・国際組織犯罪や不正取引等といった国際的な課題に果たす税関の役割を検討する場となります。
経営管理大学院では、この機会に、WCO事務総局長の御厨邦雄氏を招いて講演会を開催することとなりました。御厨氏は、国際経験が豊かで、税関・貿易分野のみならず、国際経済、金融、財政においても広範な経験を有しておられます。 国際機関のトップを務める数少ない日本人のお一人でもあります。国際課題と税関、京都規約の意義、さらには国際機関で働くということやそこで働くグローバル人材像といったことも御厨氏の貴重なご経験からお話をいただきます。
(注)税関手続の簡素化、調和のための国際条約「京都規約」は1973年に京都で開催されたWCO総会において採択され、来年40周年を迎えます。
日時
2012年12月5日(水曜日) 16時00分~17時30分
講演者
世界税関機構 事務総局長 御厨 邦雄 氏
場所
法経済学部本館 3階東側 法経第二教室(ポスター参照)
言語
日本語
対象
どなたでも参加になれます。
参加費
無料
申し込み方法
Eメールによる事前申し込み必要
件名に「WCO講演会」と明記し、以下の必要事項をご記入の上、下記の申し込み先までお申し込みください。
- 氏名(ふりがな)
- 職業(勤務先)(学生は、学校名と学年)
申し込み期日
2012年11月30日(金曜日)
申し込み先・問い合わせ先
経営管理大学院 大学院掛
E-mail: kyoumu*gsm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
主催
京都大学経営管理大学院
後援
財務省、米州開発銀行
参考
WCOは、世界178ヶ国・地域からなる税関関連の唯一の国際機関。1952年に発足(日本は1964年に加入。本年は設立60周年)。税関分野における国際標準の策定および国際協力の推進により国際貿易の発展に貢献することを目的。事務局本部はベルギー・ブリュッセル。