※ 申し込みの受付は終了しました。(2012年11月6日)
平成19年度から平成25年度の7年にわたり整備を進めている清風荘を、一般の方々を対象に、昨年に引き続き本年も公開します。本年は有料とし、案内なしで資料を配付のうえ、各自で観覧していただく形態で実施します。
現在、非公開施設としています「名勝清風荘庭園」およびこのたび国の重要文化財に指定された建造物「清風荘」の試験公開についてご案内します。
清風荘とは
沿革
清風荘は、元公爵西園寺公望の京都別邸として使用されていたものです。公の没後は、住友家により保管されていましたが、本学創設当時の文部大臣として、公私ともに本学の創設を支援された公の遺徳を偲ぶため、昭和19年6月に住友家から京都帝国大学へ寄贈されたものです。
庭園は、明治、大正時代にわたって作庭家として令名ある7代目小川治兵衛氏(国指定の名勝である無鄰庵、平安神宮神苑、円山公園等を作庭)の作庭で知られており、文化財保護法の規定により昭和26年6月9日「名勝清風荘庭園」として指定されています。
建物は、2代目八木甚兵衛の建築で、吟味された良材と高い技巧による、端正な意匠の数寄屋住宅であり、一体として整備された附属施設も当時のまま残されており、この点が近代和風建築の精華の一つとして重要であり、これらを含めて平成24年7月9日「重要文化財(建造物)」として指定されました。
概要
- 敷地:12,535m2
(昭和35年に女子学生寄宿舎に割愛した面積(名勝指定外)を含む) - 建物:延1,453m2
- 主屋 木造2階建510m2ほか8棟
- 建築年次 明治44年~大正3年
- 2代目八木甚兵衛の建築
- 平成19年 主屋、茶室および供待ほか国登録有形文化財登録
- 平成24年 重要文化財(建造物)指定(門を含む12棟)
- 庭園:10,884m2
- 建物新築が進むにつれ数年かけて作庭
- 7代目小川治兵衛(植治)の作庭
- 昭和26年 名勝「清風荘庭園」指定
開催日時
平成24年11月30日(金曜日)、12月2日(日曜日)
両日とも午前9時30分より5回、午後1時00分より5回実施します。
所要時間は約40分で、指定された時間より入場していただけます。
当日受付にて資料の配付をうけ、庭園・建物(主屋の一部)を各自で観覧いただきます。 (雨天決行)
- 午前の部 (1)9時30分~、(2)10時00分~、(3)10時30分~、(4)11時00分~、(5)11時30分~ 以上5回
- 午後の部 (6)13時00分~、(7)13時30分~、(8)14時00分~、(9)14時30分~、(10)15時00分~ 以上5回
定員
300人(午前の部:150人、午後の部:150人) 2日間で計600人
※応募多数の場合は抽選になります。
開催場所
京都大学清風荘(京都市左京区田中関田町2の1)
京阪電鉄出町柳駅 東へ約5分
参加費
1,000円(文化財維持協力金:当日受付にてお支払いください)
申し込み方法
申し込みの受付は終了しました。多数のお申し込み、ありがとうございました。
なお、お申し込みいただいた方々には、後日ご連絡します。
下記の事項を記載のうえ、官製往復ハガキまたはメールでお申し込みください。
- 官製往復ハガキの場合
裏面に、(1)参加を希望する日および部(午前か午後)、(2)住所、(3)氏名、(4)年齢、(5)職業(学生の場合は学校名と学年)、(6)電話番号、(7)参加希望人数、(8)今回の催しを何で知ったか、をご記入のうえ、下記の申し込み先に郵送してください。なお、返信用ハガキには返信先宛名を必ずご記入ください。 - メールの場合
ハガキと同様に、(1)~(8)の内容を申し込み先のアドレスまで送信してください。
※件名に「清風荘 試験公開」と記載してください。
※応募できるのは、どちらかの方法で、お一人様1回となります。
※参加人数は、2名まで可能です。
※ご応募の結果については、11月中旬に通知します。
※個人情報の取り扱いについて
お申込の際にいただいた個人情報は、今回の目的以外には使用しません。
申し込み先
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学資産課「清風荘 試験公開」
締め切り
平成24年11月5日(月曜日)必着
試験公開にあたってのご注意
- 建物内における写真撮影は、ご遠慮願います。なお、庭園は記念写真程度のスナップ撮影は可能ですが、三脚の使用はご遠慮ください。
- 敷地内は禁煙です。
- 敷地内通路等は非舗装です。ハイヒール、ブーツ等は避けて、歩きやすい靴でご参加ください。また、服装につきましても、軽装でご参加ください。
- 建物保護のため、入室人数を制限させていただきます。入室の際、手荷物は土壁や襖を傷めますので、玄関にてお預かりします。貴重品のみお持ちください。
- 貴重な文化財を保護するため、ご理解とご協力をお願いします。