近年、大学、特にライフサイエンス分野において、国際共同研究やMTAを通じて、微生物、細胞、動植物等、海外の遺伝資源を利用した研究が盛んに行われています。そのため、大学研究者は、国際ルールに従った形でこれらの遺伝資源を利用し、事後のトラブルを防ぐ必要があります。
遺伝資源の利用に関する国際ルールとして、昨年、生物多様性条約 名古屋議定書が採択され、遺伝資源の入手方法やそこから生じる利益配分について、その理解と対応が必要となってきました。
そこで、本セミナーでは、大学研究者、産学連携担当者を対象に、生物多様性条約の概要をご説明した後、大学において遺伝資源を利用する際の課題、留意点等について、実例を挙げつつご紹介します。
日時
平成23年10月21日(金曜日)
14時00分~16時40分 (開場:13時30分)
場所
芝蘭会館本館 稲盛ホール(京都大学医学部構内)
※地図 http://office.med.kyoto-u.ac.jp/siran/kotsu.htm
内容
14時00分~14時10分 | 開会の辞 一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所長 薮崎義康 |
14時10分~14時35分 | 生物多様性条約(CBD)の概要及び名古屋議定書(仮) 経済産業省 製造産業局 生物化学産業課 事業環境整備室長 岡田正孝 |
14時35分~15時10分 | 海外遺伝資源を用いた研究開発:生物多様性条約における基本ルール 一般財団法人バイオインダストリー協会 生物資源総合研究所長 薮崎義康 |
-休憩- | |
15時20分~15時55分 | 中外製薬における海外微生物資源へのアクセス事例 中外製薬株式会社 研究本部 山口裕一 |
15時55分~16時30分 | 大学で生物多様性条約は、遵守できてますか?管理できてますか? 九州大学 有体物管理センター 教授 深見克哉 |
16時30分~16時40分 | 閉会の辞 京都大学「医学領域」産学連携推進機構 副機構長 寺西豊 |
参加費
無料
申し込み
氏名、所属、電話番号、E-mailアドレスまたはFAX番号をご記入のうえ、下記申し込み先にE-mailまたはFAXにてお申し込みください。
【申込締切】10月14日(金曜日)
申し込み/問い合わせ先
京都大学「医学領域」産学連携推進機構(担当:仲里)
〒606-8501 京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内
TEL: 075-753-4414 (内線:4414)
FAX: 075-753-9333
E-mail: seminar2011*office.med.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
共催
一般財団法人バイオインダストリー協会
京都大学「医学領域」産学連携推進機構
一般社団法人芝蘭会
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 知的財産経営学分野