山極壽一 総長の就任に合わせて、「総長らしさをイメージできる!」「京大らしい!」などをキーワードにした新しくておもろいグッズを作ろう!と、学生メンバーが立ち上がり、始動してきた 「新しい総長グッズを作ろう!プロジェクト」 。
広報Bもメンバーに加わり、プロジェクトの立ち上がりから途中経過までを、 京大の「実は!」Vol.25 で徹底レポートしました。
山極総長のアイデアをベースに、その後、プロジェクトメンバーで議論と検討を重ねること約8ヶ月。
ついに先日、新しい総長グッズ3種が完成しました!
今回は、その完結編。 京大の「実は!」Vol.25に引き続き、新グッズ完成までの汗と涙の軌跡を完全レポートします!
「新しい総長グッズを作ろう!プロジェクト」って・・・? まずはおさらいから!
京大グッズとは、京大のアイデンティティをいろんなアイテムで表現した、京大スピリッツあふれる京大生協のオリジナルグッズ。
昨年10月に山極総長が新しく就任したのを機に、「総長らしさをイメージできる!」「京大らしい!」などをキーワードにした新しくておもろいグッズを作ろう!と、学生メンバーが立ち上がり始動したのが、「新しい総長グッズを作ろう!プロジェクト」です。
今年1月に行った山極総長とのキックオフミーティングを皮切りに、メンバーで何度もミーティングを重ね、グッズ開発を進めてきました。
初回のキックオフミーティングで出た、総長からのキーワードはこちら!
「大学はジャングルだ!」
「アート×アカデミズム」
「フィールドワーカーにとって便利な『〇〇』」
「学部の特色を出したもの」
「ゴリラにちなんだもの」
「京都の企業とコラボしたもの」、「京都の地場産業を盛り上げるもの」
このキーワードの中から、メンバーが絞り混んだテーマは以下の三つ。
「総長らしさが出てる!」 「京大っぽい!」 「記念になる。モチベーション向上になる!」
さてさて、どんなグッズになったのでしょうか・・・?
ミーティングを重ねて、グッズ化に向けて詰めていきます!
テーマが決まったら、山極総長から出たさまざまな意見を手がかりにミーティングを重ね、「どんなアイテムにするか?」を具体的に詰めていきます。
多忙な学生たちゆえ、ミーティングは毎回ランチタイムを使って実施。限られた時間の中で、密度の濃い意見交換を重ねます。学生たちのレベルの高い企画書、プレゼンスキル、活発な意見交換に、広報Bは毎度感心しきり・・・。
こうして、メンバー全員で知恵を出し合いながら徐々にカタチにしていきます。
そして、最終的にグッズ化するアイテムが決定! ここからは、各アイテムごとにチームに分かれて進めていきます。
\ グッズ化するアイテムはこちらに決定!/
「京大野帳」
フィールドワーカーの必須アイテム「野帳」に、京大らしいエッセンスを加えたもの。構内マップや京大ネタなどをコンテンツにプラス。
「京大オリジナル八ッ橋」
京都の企業である聖護院八ッ橋とコラボした、京大生あるあるネタをテーマにしたオリジナル八ッ橋。
「ゴリラ乳酸菌を使ったチーズケーキ」
山極総長と共同研究していた牛田一成 京都府立大学教授・土田さやか 同特任助教のチームが発見した、ゴリラ由来の新種の乳酸菌を使ったスイーツ。
山極総長と第2回目のミーティングを実施
アイテムの絞り込みが出来たところで、山極総長と第2回目のミーティングを実施。
初回ミーティングで総長から出た数々のアイデアを具現化してきたこれまでの経緯と、決定したアイテムについて説明します。
「八ツ橋」プレゼン。総長からは、八つ橋にちなんで、「八つ揃えてみんなの架け橋に!」というイメージにも繋がるねとの感想も。なるほど!
総長の反応やいかに?・・・と、初めは緊張していたメンバーも、総長の好反応に徐々に和やかに。
学生からは「なるほど」「さすが!」と、総長の意見やアイデアに感心しきり。グッズ化に向けて、さらなるヒントが得られました!
グッズ完成まで大詰め。 合言葉は「万難を排して!」
告知、宣伝、当日のプロモーション・・・考えることはいっぱい!
総長ミーティングで、最終的な総長の意見をいただけたら、あとは一気に加速!
グッズ化に向けて、各チーム、詰め作業に着手します。
グッズ化にあたっては、モノ作りだけでなく、販売促進施策から、宣伝・告知、効果的な販売の仕方など、決めねばならないことがたくさんあります。もちろん、それらも学生が主体で進めていきます。忙しい時間の合間をぬって、プロジェクトに全力投球の学生たち。「両立」という言葉がまさにぴったり。
作業が佳境になるにつけて、ミーティングでは「万難を排して!」が締めの合言葉に。若干のプレッシャーも含め・・・(笑)。
協力企業との調整などを進めます!
さらに、今回のプロジェクトは、どのアイテムも企業と取り組んでいるため、細かい調整作業等も慎重に進めていきます。
チーム「京大野帳」×コクヨ株式会社
チーム「京大オリジナル八ッ橋」×聖護院八ッ橋
中に入る八ッ橋はこんなデザイン。細かい線まで忠実に印字される技術にみんな脱帽。一見「?」なマニアックな京大あるあるネタ満載で、これは話題になりそう!
チーム「ゴリラ乳酸菌ケーキ」×ヒラヤミルク
そしてついに、新しい総長グッズが完成! 各アイテムをご紹介します!
山極総長の「大学はジャングルだ!」から生まれた
「京大野帳」
| きっかけは? 山極総長との意見交換の際に飛び出た「大学はジャングルだ!」という言葉をコンセプトに、フィールドワーカーであった総長の経験を生かし、京都大学という学びのジャングルを探検するようなオリジナルグッズを開発。
こだわり! 一般の野帳は野外での使用を目的としており、ポケットに入りやすい縦長の形状(16.5㎝×9.5㎝)、その場でメモが取れるよう表紙が固く作られている。京大野帳はこれに加え、
が盛り込まれている! |
京大キャンパスや京大生の、くらしの「あるあるネタ」が印字された
「京大×聖護院八ッ橋」
| きっかけは? 山極総長との意見交換の際にでた「京都の企業とコラボしたもの」「京都の地場産業を盛り上げるもの」というヒントから、聖護院八ツ橋総本店に協力をいただき、京大のキャンパス・京大生の生活の日常の「あるあるネタ」を印字したオリジナル八ッ橋を開発。
こだわり!
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ゴリラ乳酸菌を使用した「学術的においしい!」ベイクドチーズケーキ
「ゴリラ・フロマージュ」
| きっかけは? 山極総長がアフリカのガボン熱帯生態研究所で研究していた時、共同研究者の牛田一成 京都府立大学教授・土田さやか 同特任助教のチームがゴリラの腸内から新種ビフィズス菌と新種乳酸菌を発見。このうち、新種乳酸菌「ラクトバシラス・ゴリラエ」は、京都市動物園、東山動物園のゴリラの腸内からも発見された。この菌を使って「チーズケーキにしてみては?」をきっかけに開発が始まった。
こだわり!
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新グッズお披露目の記者発表と、販売スタートに向けての準備!
その後も何度かのミーティングを経て、総長グッズプロジェクトもこれが最後のミーティングとなりました。
この日は、翌日に控えた記者発表の最終確認をメインに意見交換をします。今回の記者発表は学生主催で実施するため、発表ももちろん学生が担当。初めての経験を直前に、少しずつ緊張感が出てきました。
各自作ってきたPR資料を本番さながらに読み上げて、内容に関してみんなで意見を出し合います。「長い!」「早口!」「もっとここ強調して!」など、たくさんのダメ出し、いや、忌憚なき意見が。そうそう、こうしてブラッシュアップされるんですよね。
完成披露の記者発表を実施!
そしてついに、新しい総長グッズお披露目の記者発表を行いました! 記者発表には、メンバーのほか山極総長も出席。
会場にはたくさんのメディアがかけつけ、学生たちも初めての経験にドキドキ・・・。広報Bも手に汗握る思いで見守りました。・・・が、本番が始まると、それまでの緊張はどこへやら。みんな落ち着いて、しっかりと記者に向けてプレゼンをこなしました。さすが!
総長も、学生さながらにアツくPRをしていました!
オープンキャンパスで販売しました!
2015年8月6日(木)~8月8日(土)まで開催された「京都大学オープンキャンパス 2015」の期間限定で、新しい総長グッズを販売しました!
連日、朝からたくさんの人で大にぎわいで、新しい総長グッズも大人気! 珍しい京大グッズに、みなさん興味津々。
正門入ってすぐのブースには、山極総長の等身大パネルも登場しました!
みんな、プロジェクトに参加してどうだった?
「京大×聖護院八ッ橋」チーム
- 自分たちが京都大学の新たな顔を作るということで重い責任を感じていましたが、それ以上にワクワクとドキドキといった挑戦することへの楽しさも感じながら取り組めました。京都大学への愛をいっぱいに詰めた作品になったと思います。(内野)
- つまづいたときも様々な方に助けていただき実現にこぎつけることができました。ありがとうございました。(吉川)
- 私にとって新総長グッズ作成に関われたことは在学中の大きな誇りです。このグッズたちが多くの方に愛されることを願います。(吉戸)
- 山極総長をはじめ、様々な方に協力していただきながら商品を形にするのは、とても楽しい時間でした。参加できたことを嬉しく思います。(石原)
「京大野帳」チーム
- メンバーがそれぞれ好きなことを頑張った結果、新しい総長グッズがゴールまでたどり着いたのだと思います。何事もときめきを抱いて怖がらず進めば、今の中で輝けるのだなと感じました。(上村)
- 山極総長、PJメンバー、そして購入した人とのつながりを実感できる素晴らしい活動で、本当に楽しく有意義な時間でした。ありがとうございました。(山中)
- 新しい総長グッズの開発に一学生として関わることができたのは貴重な経験となりました。また、自分たちで作り上げた総長グッズが完成したときは、とても感慨深いものがありました。本当にありがとうございました。(大西)
「ゴリラ・フロマージュ」チーム
- 新しい総長グッズ、その開発に微力ながら協力できたことは 一京大生としてとても誇らしく思います。貴重な経験をありがとうございました。(増井)
- 途中からの参加でしたが、総長グッズを作り上げる過程を経験できたのは、とても幸せなことです。ありがとうございました。(岡田)
- 山極先生が思った以上にゴリラ好きでビックリしました(笑)。楽しい時間をありがとうございました。(田村)
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みなさん、「新しい総長グッズを作ろう! プロジェクト」完結編、いかがでしたか?
学業と両立しながら、一つのことを達成するために全力投球で挑む学生たちのイキイキした姿に、広報Bは感心と同時に、うらやましさを感じました。
京大グッズ、総長グッズは、今後もさまざまな展開をしていきます! 京大にお越しの際は、ぜひ注目してみてください!
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