平成17年度監事監査計画

1. 監査の基本方針
2. 監査項目
3. 監査の対象部局等
4. 監査の方法
5. 監査スケジュール
6. 監査報告書の作成
7. 監査チーム

監事 原 潔、佐伯 照道

1. 監査の基本方針

国立大学法人京都大学監事監査規程（平成16年5月25日制定）に基づいて、本学が掲げる理念・目標を達成する観点から、本学業務について適正かつ効率的な運営に資するために内部監査室と連携して実施する。

2. 監査項目

平成16年度に実施した監査に基づく改善状況を検証すると共に、本学の業務および会計について実施する

2. 1 業務の監査

（1）大学の運営状況

• 中期目標・中期計画及び年度計画の実施状況
• 学内諸規程の整備状況、関係諸法令に基づく実施状況
• 管理運営の効率化の推進状況
• 危機管理体制の整備状況

（2）人事

• 労務管理（採用計画・評価・賃金・処遇）の実施状況
• 研修制度（FD、学内研修、学外研修）の実施状況

（3）財政

• 教育研究経費の執行状況
• 予算編成上の重点項目の達成状況
• 経費削減への具体的な努力状況

（4）学生

• 学生支援サービスの実施状況

2. 2 会計の監査

（1）決算（年次および月次）の状況

（2）資金運用の状況

（3）資産の管理状況

（4）人件費・旅費の支給状況

（5）債権の管理状況

2. 3 重点項目（臨時監査）

2. 1の監査項目及びその関連業務のうち下記の項目について重点項目として臨時監査を実施する。臨時監査の対象項目は、平成16年監事監査で述べた意見への対応及び国立大学法人京都大学中期目標・中期計画に基づく平成17年度年度計画のうち特に下記の項目を中心に実施する。

（1）平成16年度監事監査で指摘した下記の意見への取組み状況

1. 学生の視点に立った学生支援の充実・強化
2. 本部機能の見直しと部局事務機能の強化
3. 実効性のある労働安全衛生管理の実施

（2）教育に関する目標を達成するための措置及び全国共同教育、学内共同教育等に関する具体的方策のうち

1. アドミッション・ポリシーに応じた入学者選抜を実現するための具体策の実施状況
2. 遠隔地における教育研究施設の業務状況（各地研究林及び農場、火山活動研究センター、地震予知研究センター、地球熱学研究施設等）
3. 海外拠点における業務状況（バンコック、上海等）対象部局：施設、拠点の所管部局および学生部について実施

（3）事務等の効率化・合理化に関する目標を達成するための措置の実施状況

1. 人事制度改革、事務改革の進捗状況

（4）自律的・機動的な業務運営の実施状況

1. 内部統制（権限委譲と点検方法）の実施状況
2. リスク管理（契約上の責任、危機対応のポリシー、手順等）
3. 広報活動の実施状況（方法、効果、効率性等）
4. 対象部局：事務本部関係部

（5）環境保全及び安全管理・安全教育に関する目標を達成するための措置

1. 毒物・劇物及び試薬の管理及び安全教育の実施状況
2. 労働安全衛生業務の実施状況

• 対象部局：環境安全保健機構、薬学部、医学部附属病院

（6）情報基盤整備・活用に関する目標を達成するための措置の実施状況

1. 個人情報保護に関する具体的な対策の実施状況
2. 対象部局：情報環境機構、医学部附属病院、学生部、人事部、財務部

3. 監査の対象部局

監事監査規程第5条に定める監査事項について関連する事務本部および全部局等の業務について定期検査を実施し、臨時検査は重点事項を所管する関係部局等について行う。

4. 監査の方法

定期監査は、主要な会議に陪席すると共に、書面および担当責任者へのヒアリングによって実施する。臨時検査は、書面、担当責任者へのヒアリングおよび実地監査によって実施する。事前に被監査対象部局等と日程等について調整する。両監査共に内部監査室と連携して、監事監査プロジェクトチームで実施する。

5. 監査スケジュール

（1） 業務監査

定期監査　6月～3月 適宜実施

（2） 会計監査

決算終了後の平成18年6月初旬に実施

6. 監査報告書の作成

平成18年6月

7. 監査チーム

監査項目に応じて内部監査室及び監事監査対応プロジェクトチームと共同して実施する

平成17年度監事監査（重点項目）計画骨子