NASA見学ツアー
2月25日から12日間にわたり、ワシントンDCにおいて米国短期留学プログラムを実施しました。本プログラムは、本学学生にワシントンDCにある国際機関で研修の機会を提供することによって、世界で活躍できるグローバル人材の育成を目ざし、S&R財団と京都大学同窓会・ワシントンDC京大会の支援・協力のもとに今年度設立したものです。その第1期生として、本学とS&R財団による選考を経て、大学院生3名、学部生3名が参加しました。
プログラムは、主に以下の四つの要素で構成しました。
(1)国際機関で働く専門家や研究者との交流
世界銀行、NASA、国立衛生研究所(NIH)、Center for Global Development(国際開発のシンクタンクNGO)、JICAアメリカ合衆国事務所を訪問し、専門家や研究者による講義やディスカッションセミナーに参加しました。NIHの小林久隆博士(1987年医学部卒)、NASAの濱口健二博士(2001年理学研究科修了)にもご講演いただきました。
(2)国際的な企業家との交流
新薬の研究開発から国際的に起業された日本人研究者であり、企業家である上野隆司氏(医学博士、薬学博士)と久能祐子氏(1977年工学研究科修了、工学博士)が創立されたSucampo Pharmaceuticals株式会社とS&R財団を訪問しました。
(3)現地学生との交流
アメリカン大学国際関係学部の学生と、グローバル社会においてキャリア形成をどう考えていくべきかについて議論しました。このディスカッション・セッションには、現在同学部で教鞭を取られている足立研幾氏(1977年法学部卒)にご尽力いただきました。
(4)英語力の強化
英語でのビジネス・リポート・ライティングの集中講義を受講しました。
本プログラム実施には、京都大学同窓会・ワシントンDC京大会会長の村垣孝氏(1963年経済学部卒)および岡直人氏(1968年工学部卒)、上宮新一郎氏(1975年工学部卒)、小林久隆博士、濱口健二博士、足立研機氏の皆様にご尽力いただきました。報告書は、後日本ホームページに掲載を予定しています。
(注)S&R財団
科学と芸術分野において優れた才能を持ち、日米理解の促進に貢献する若者を支援する目的でワシントンDCに2000年に設立された民間非営利団体で、本学卒業生の久能祐子氏(1977年工学研究科修了、工学博士)が会長を務めています。
オリエンテーション:S&R財団会長 久能氏、名誉会長 上野氏、京都大学同窓会・ワシントンDC京大会会長 村垣氏、本学卒業生 岡氏と一緒に | 世界銀行での講義 |
国立衛生研究所(NIH)見学 | ディスカッションを行ったアメリカン大学の学生と |