化学研究所に寄附研究部門「ナノ界面光機能(住友電工グループ社会貢献基金)研究部門」を新設(2011年2月23日)
化学研究所(所長:時任宣博)は、公益財団法人 住友電工グループ社会貢献基金(理事長:松本正義)の寄附を受け、平成23年4月1日より寄附研究部門「ナノ界面光機能(住友電工グループ社会貢献基金)研究部門」を開設することになりました。
本研究部門においては、ナノ構造半導体の光科学に関する基礎研究を行い、その成果を活用することにより新しい光機能・光エネルギー変換技術の開拓を行うことを目的としています。新しい機能創成の手段としての界面という観点から太陽電池材料の研究を行い、ナノ構造物質を新規機能材料として利活用することを進め、ナノ物質科学・光科学技術の新領域の開拓を目指します。
寄附研究部門概要
寄附研究部門名称 | ナノ界面光機能(住友電工グループ社会貢献基金)研究部門 (英文名 Nano-Interface Photonics (SEI Group CSR Foundation)) |
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研究部門設置場所 | 化学研究所内(宇治キャンパス) |
寄附者 | 公益財団法人 住友電工グループ社会貢献基金 |
研究部門開設期間 | 平成23年4月から平成27年3月まで(4年間) |
予定寄附金額 | 21,000,000円×4年間、総額84,000,000円 |
担当教員 | 特定准教授(寄附研究部門) 山田 泰裕(博士(理学))専門:光物性物理学 特定助教(寄附研究部門) 岡野 真人(博士(理学))専門:半導体物理学 |
研究内容 | ナノ構造半導体の光科学に関する基礎研究を行いその成果を活用し、地球温暖化やエネルギー資源の枯渇などの地球規模の課題の解決に貢献するため、太陽電池に関する研究を行います。 |
研究課題 | 先端レーザー分光技術を用いることにより、特色あるナノ構造半導体および半導体ナノ界面の基礎光学特性・光機能を解明します。また、その成果を活用しナノ構造物質の光電変換過程の解明を図り、新しい太陽電池材料の開発に関する研究に取り組みます。 |