最先端・次世代研究開発支援プログラムに本学から36件採択されました。(2011年2月10日)
第96回総合科学技術会議において「最先端・次世代研究開発支援プログラムの研究者・研究課題」329件が決定され、本学からは36件が採択されました。
このプログラムは、将来世界の科学・技術をリードすることが期待される若手・女性・地域の研究者への研究支援ならびに「新成長戦略(基本方針)」に掲げられたグリーン・イノベーションおよびライフ・イノベーションの推進を目的とするもので、総合科学技術会議において決定されたものです。
グリーン・イノベーション
研究者 | 研究課題名 |
小野輝男 化学研究所教授 | 電流誘起スピンダイナミクスを利用した省エネルギー次世代デバイスの開発 |
河井重幸 農学研究科助教 | 酸化還元系制御細菌による海洋バイオマスからの実用的エタノール生産 |
工藤洋 生態学研究センター教授 | 遺伝子発現の季節解析にもとづく植物気候応答の機能解明と予測技術開発 |
小林研介 化学研究所准教授 | 固体素子における非平衡多体系のダイナミクス |
寺尾潤 工学研究科 准教授 | 合成化学的手法による次世代型ナノエレクトロニクス素子の作成 |
東樹宏和 次世代研究者育成センター助教 | 「共生ネットワークのメタゲノム解析」を基礎とする安定な森林生態系の再生 |
長尾祐樹 理学研究科JSTさきがけ研究員 | ナノプロトニクス燃料電池の創成 |
中村正治 化学研究所教授 | レアメタルを凌駕する鉄触媒による精密有機合成化学の開拓 |
西村芳樹 理学研究科助教 | 葉緑体の遺伝子発現制御と母性遺伝の基幹に迫る |
松田建児 工学研究科教授 | 究極の省電力素子を目指したスイッチング分子ナノサイエンス |
渡邊裕美子 理学研究科助教 | 鍾乳石を用いた高時間分解能 古気候復元 -アジア水循環変動の将来予測に向けて- |
ライフ・イノベーション
研究者 | 研究課題名 |
安達泰治 再生医科学研究所教授 | 生体システムの構造・機能適応ダイナミクスの力学的理解 |
上杉志成 物質-細胞統合システム拠点教授 | 合成小分子化合物による細胞の操作と分析 |
上野隆史 物質-細胞統合システム拠点准教授 | バイオ固体材料の生体ガス分子応答による細胞機能制御 |
戎家美紀 医学研究科助教 | 遺伝子発現ネットワークの新たな性質解明を目指した合成生物学的アプローチ |
奥野恭史 薬学研究科教授 | 新薬創出を加速化するインシリコ創薬基盤の確立 |
小野正博 薬学研究科准教授 | アルツハイマー病の診断・治療に資する次世代分子イメージングプローブの開発 |
掛谷秀昭 薬学研究科教授 | 革新的分子標的薬創製を志向した真の”天然物創薬フロンティア研究” |
椛島健治 医学研究科准教授 | 全身免疫・アレルギーの制御機構としての皮膚の役割の解明 |
川口義弥 医学研究科講師 | 成体肝・膵特異的幹細胞機能維持機構の解明とその破綻による疾患モデルの開発 |
見学美根子 物質-細胞統合システム拠点准教授 | 臨界期可塑性によるニューロン樹状突起形態変化と神経回路再編成の機構 |
佐藤弥 次世代研究者育成センター准教授 | 広汎性発達障害における対人相互作用障害の心理神経基盤の統合的解明 |
篠原美都 医学研究科助教 | ホーミングにおける精子幹細胞の動態の分子的解析 |
仙石愼太郎 物質-細胞統合システム拠点准教授 | 幹細胞科学技術の統合的イノベーション・マネジメント研究と人材育成・事業化支援 |
立花誠 ウイルス研究所准教授 | 哺乳類の性特異的なエピゲノム構造とその維持機構の解明 |
土居雅夫 薬学研究科講師 | 生体リズム学を基盤とする時間医薬イノベーション |
朝長啓造 ウイルス研究所教授 | 低分子RNA治療を実現するための新規RNAウイルスベクタープラットフォームの創製 |
豊島文子 ウイルス研究所教授 | 細胞分裂軸の新たな制御機構の解析と皮膚の形成・恒常性維持における役割 |
中村和弘 医学研究科助教 | ストレス疾患克服に向けた情動-自律連関の脳神経回路メカニズムの解明 |
原田浩 医学研究科講師 | 放射線治療抵抗性がん細胞の腫瘍内局在・動態の解明とイメージングプローブの開発 |
原田慶恵 物質-細胞統合システム拠点教授 | 蛍光ダイアモンドナノ粒子を使った新規1分子イメージング法の開発と生体分子観察への応用 |
増田智先 医学研究科講師 | 移植肝障害のバイオマーカー創製 |
松本正幸 霊長類研究所助教 | 意欲を生み出す神経メカニズムの解明:前頭前野への中脳ドーパミン入力の役割 |
柳田素子 次世代研究者育成センター准教授 | 慢性腎臓病の線維化、ホルモン分泌、再生を担う細胞群の同定とその制御法の開発 |
山田真澄 次世代開拓研究ユニット助教 | 東南海・南海地震に対応した正確な地震情報を提供する実用的早期警報システムの構築 |
吉村成弘 生命科学研究科准教授 | 両親媒性ペプチドを用いた革新的細胞核内物質導入技術の開発 |
関連リンク
- 日本学術振興会ホームページ:最先端・次世代研究開発支援プログラム
http://www.jsps.go.jp/j-jisedai/index.html - 内閣府ホームページ:最先端・次世代研究開発支援プログラムの研究者・研究課題の決定について
http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/jisedai_kettei.html