本学では、国際化の進展を目指し、また、政府の「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の一環として、日本の大学およびベトナムの教育事情等に関する情報の収集・発信をすること、また、日本の大学への留学を促進することを目的とした、新たな海外拠点として、ベトナム・ハノイに「京都大学-ベトナム国家大学ハノイ共同事務所(Vietnam National University, Hanoi – Kyoto University Collaboration Office(VKCO)」を開設しました。
このたびの同事務所の開所にあたり、9月17日(金曜日)、ベトナム国家大学ハノイにて、開所式を挙行しました。日本・ベトナム両国から、政府関係者のご臨席とともに、大学関係者約100名の方々にご出席をいただきました。
開所式では、Mai Trong Nhuan ベトナム国家大学ハノイ総長および松本紘 本学総長からの挨拶に始まり、両総長による同事務所の開所・運営にかかる協定書の調印式を行いました。続いて、相星幸一 在ベトナム日本国大使館公使、磯田文雄 文部科学省高等教育局長、Nghiem Vu Khai ベトナム国会科学技術環境委員会副委員長・国会書記局委員から祝辞をいただいた後、同事務所入口前にて、相星公使、磯田局長、両総長およびVu Minh Giang ベトナム国家大学ハノイ副総長によるテープカットを行い、同事務所の開所を祝いました。
同日午後には、同事務所開所記念シンポジウムを開催しました。両総長及び磯田局長の挨拶に続き、安西祐一郎 慶応義塾学事顧問・本学総長顧問による基調講演、日越交流にかかる事例紹介、日本から参加の大学代表者(筑波大学、東京大学、名古屋大学の各副学長)からの各大学の国際化にかかる取り組み紹介等があり、最後に、Nhuan総長による、同事務所への期待と今後の役割について総括し、幕を閉じました。
また、翌日9月18日(土曜日)には、Hanoi Daewoo Hotel にて「G30日本留学フェア」を開催しました。本学のほか、筑波大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、明治大学、早稲田大学、同志社大学、立命館大学等の参加を得て、各機関からのプレゼンテーションおよび個別ブースでの留学相談を行いました。訪れたベトナムの高校生・大学生は各ブース等を意欲的に回り、それぞれの説明を熱心に聞き、積極的に質問する姿も見受けられ、日本留学への関心の高さが感じられました。
同事務所では、ハノイ市をはじめとするベトナム国内での日本留学説明会の開催等、ベトナムからの日本留学を促進するための企画を展開することとしています。
調印式で握手を交わす両大学総長 |
事務所テープカットの様子 |
左から相星公使、Nhuan総長、松本総長、Giang副総長、磯田局長 |
事務所内覧の様子 |
シンポジウムの様子 |
留学フェアでブースを訪れるベトナム人学生 |