言葉によるコミュニケーションは人間の社会的活動の基盤をなすものであり、言葉を聞く上で障害を持つ方たちに、様々な場で情報保障を提供することが強く求められています。このような情報保障、特に字幕付与に関して最新の技術を紹介し、意見交換を行なう場として、本シンポジウムを開催してきました。今回は、要約筆記・ノートテイクを含むリアルタイム字幕付与はどのようなニーズに応えて取り組むべきか、その評価はどのように行うべきか、について様々な現状報告と議論を行いたいと思います。難聴者・中途失聴者・ろう者の皆さん、要約筆記者、教育関係者、速記者、情報通信技術研究者など、字幕付与技術に関心のある皆さんの参加をお待ちしています。
日時
2014年3月1日(土曜日) 13時30分~17時30分
場所
学術情報メディアセンター南館(京都市左京区吉田二本松町)
対象
一般の方
定員
100名
参加費
無料
ただし、懇親会は3,000円程度を予定しています。(任意参加)
プログラム
13時30分 | 開会あいさつ 村田 淳(京都大学障害学生支援ルーム) |
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13時40分 | 講演1「福祉サービスとしての要約筆記の現状と展望」 三宅初穂(全国要約筆記問題研究会) |
14時10分 | 講演2「大学等におけるノートテイクスキルと評価基準」 太田晴康(静岡福祉大学) |
14時40分 | 講演3「聴覚障がい者と健聴者の円滑なコミュニケーションを支援するアプリ「こえとら」」 内元清貴(情報通信研究機構) |
15時10分 | 休憩 |
15時30分 | 講演4「自動音声認識を用いたノートテイク支援実験の報告」 河原達也(京都大学学術情報メディアセンター) |
16時00分 | 討論「生字幕・要約筆記に求めるもの」 司会および導入講演 兼子次生(関西サイエンス・フォーラム) |
17時15分 | 閉会あいさつ 山口武彦(京都府難聴者協会) |
17時30分 | 交流会 |
申し込み
以下のURLにあるフォームから申し込みください。
※ 手話などの情報保障が必要な方はその旨明記ください。
URL: http://www.ar.media.kyoto-u.ac.jp/jimaku/jimaku14.html
問い合わせ
学術情報メディアセンター
河原達也
jimaku14*ar.media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
主催
学術情報メディアセンター
科学技術振興機構 CREST「人間調和型情報環境」領域
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 近畿ブロック、京都府難聴者協会、速記科学研究会、速記懇談会
協賛
京都大学学生総合支援センター 障害学生支援ルーム
京都新聞社会福祉事業団
全国要約筆記問題研究会
日本速記協会
京都聴覚言語障害者福祉協会
協力
株式会社ワードワープ、同志社大学学生支援課