健康食品の宣伝・広告や、効果に関する情報は新聞やテレビ、インターネット上にあふれていて、目にしない日はないと言っていいくらいです。消費者の健康志向を背景として、健康食品市場は今後も成長を続けていくと考えられます。一方で、健康食品の品質や利用の仕方によっては、健康危害がもたらされることもあります。そのようなリスクに関する情報や、また健康食品の有効性に関する科学的な情報は、日常的に身の回りにあふれている宣伝・広告情報に比べると、消費者まで届きにくい状況にあるといえます。そこで本シンポジウムでは、健康食品の利用にあたってはどのようなことに気を付けたらよいのかについて科学的な見解をうかがいます。さらに発表者たちが行ってきた、健康食品に関する調査とリスクコミュニケーションの事例を取り上げ、消費者がどのように健康食品をとらえ、利用しているか、情報提供によりそれがどのように変化したかについて、紹介したいと思います。多数の皆様のご参加をお待ちしています。
日時
2014年3月1日(土曜日) 13時30分~16時30分
会場
農学部総合館 西側1階 W100教室(所在地:京都市左京区北白川追分町 京都大学北部構内)
- アクセスマップ[8]
/ja/access/campus/map6r_n.htm
プログラム
座長解題 | 新山陽子 農学研究科教授 |
報告 | 健康食品の実態と利用を考える 梅垣敬三 国立健康・栄養研究所 情報センター長 健康食品に対する消費者のリスク認識 鬼頭弥生 農学研究科特定助教 健康食品のリスクコミュニケーション 工藤春代 農学研究科特定准教授 |
ディスカッション |
参加費
無料
申し込み
不要
対象
どなたでも参加になれます。
問い合わせ
農学研究科寄附講座「食と農の安全・倫理論」
- 鬼頭弥生:
TEL/FAX: 075-753-6338
E-mail: yayoi*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください) - 工藤春代:
TEL: 075-753-6339
メール: haruyo*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
※「食と農の安全・倫理論」は、本学卒業生故永井幸喜氏、株式会社本田味噌本店、エスケー食品株式会社、ヤマサ蒲鉾株式会社、ヒガシマル醤油株式会社、株式会社モリタ屋、鹿児島県経済農業協同組合連合会、株式会社ロック・フィールド、株式会社明石菊水、全国農業協同組合中央会、株式会社銀閣寺大西、エスフーズ株式会社からのご寄附によって設立されています。
共催
文部科学省科学研究費補助金(基盤S)「食品リスク認知とリスクコミュニケーション、食農倫理とプロフェッションの確立」