日本学術会議近畿地区会議学術講演会「環境といのち -智恵なすわざの再生へ」
地球環境が大きく変動するなかで、気候、生態系、水環境などさまざまなところで起きている変動の相互の関係を見直し、全体として問題を把握する必要が出てきています。共生を念頭に置いた地球規模での持続可能性について考えるべき時代だといえるでしょう。
これは自然科学にだけ限られた課題ではありません。持続可能な社会実現のために、人間中心主義への反省や、自然・人間・文化の関係の見直しなど、文理融合的な発想で、課題解決への道を模索しなければなりません。山川草木すべてに宿る「生」、「いのち」とどう向き合うか、人類には何ができるのか、何を為すべきなのか。
人類の智恵なすわざを再生していくために、地球環境学、環境宗教学、薬学それぞれの立場から、人類の描くべき未来のデザインについてお話します。
日時
2013年12月15日(日曜日) 14時00分~17時30分
会場
芝蘭会館稲盛ホール
申し込み
不要
参加費
無料
対象
どなたでも参加いただけます。
プログラム
開会挨拶 | 橋田充(薬学研究科・教授、日本学術会議近畿地区会議代表幹事) 三嶋理晃(京都大学理事・副学長、医学研究科呼吸器内科学教授・医学部附属病院長、日本学術会議連携会員) |
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講演 | 「人間にとって地球とは何だろうか?」 安成哲三(人間文化研究機構・総合地球環境学研究所長、日本学術会議会員) |
「草木国土の声を聴く」 岡田真美子(兵庫県立大学環境人間学部教授、日本学術会議連携会員) | |
「「自然・人間・文化」と薬」 伊藤美千穂(薬学研究科准教授、日本学術会議連携会員) | |
閉会挨拶 (総合司会) | 鈴木晶子(教育学研究科教授、日本学術会議会員) |
問い合わせ
日本学術会議近畿地区事務局(京都大学研究国際部内)
Tel: 075-753-2041
Fax: 075-753-2042
E-mail: kensui.soumu*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
主催
日本学術会議近畿地区会議
後援
日本学術協力財団