こころの未来講演会「死別悲嘆を巡る」
高齢化や自然災害による、愛する人と死別・・・ その悲嘆から私たちはどうしたら立ち直れるでしょうか。本企画は二日間にわたり、死別悲嘆を二つの側面から考えます。
日時
- 2013年12月2日(月曜日)15時00分~17時00分
- 2013年12月5日(木曜日)15時00分~17時30分
場所
稲盛財団記念館3階大会議室
(京都市左京区吉田下阿達町46)
プログラム
Part I | |
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日時 | 2013年12月2日(月曜日) 15時00分~17時00分 |
演者 | Susan McCue(スーザン マッキュウ)(カリフォルニア州チコ市ソーシャル・ワーカー) ※ 通訳なしの英語講演です。概要と質疑応答は邦訳されます。 |
演題 | 「薬品で悲嘆を癒せるか? ~DSM-5の悲嘆研究~」 |
米国の「精神障害の診断と統計の手引き」と言われるDSM-5は、十数年ぶりに今年再編されましたが、大論争を起こしました。それまでのDSMでは、死別悲嘆は鬱などと異なり、薬物療法から除外されていたのに対して、「精神疾患」の一種に分類され、薬品の対象となりました。こうしたDSM研究とその議論にかかわってきたMcCue氏をカリフォルニアから招待し、悲嘆の病理学と症例を紹介していただきます。 | |
Part II | |
日時 | 2013年12月5日(木曜日) 15時00分~17時30分 |
演者 | Carl Becker(カール ベッカー)(こころの未来研究センター 教授) |
演題 | 「9.11からの回復過程 「Rebirth」上映を参照に」 |
2011年の映画「リバース」は、2001年の同時多発テロ事件(9.11)で死亡された5名を、9年間にわたり定期的に撮影して、彼らの変化を追ったドキュメンタリー映画です。想定不可能な悲劇を体験し、その悲しみを受容してゆく彼らを生々しく描いたのは、ジム・ウィテカー監督(「ロビン・フッド」等)です。この力作は東京国際映画祭で注目を浴び、数々の映画賞を受賞しました。世界各地のロードショーを経た今回、監督の教育的配慮により、本学で無料上映する許可をいただきました。上映後、その教訓や応用の可能性を探ります。 |
対象
どなたでもご参加いただけます。
参加費
無料
申し込み
不要(先着80名)
問い合わせ先
京都大学こころの未来研究センター・リエゾンオフィス(平日9時00分~16時00分)
E-mail: kokoro-liaison*educ.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
Fax: 075-753-9680
URL: http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/index.html