再生医科学研究所「再生医学・再生医療の先端融合的共同研究拠点」第8回公開講演会「種の存続と個体の生存」
生物は種として生き残るために受精し新たな個体を再生し、一方で個体は生き残りをかけて体内に発生する悪性新生物(がん)と戦っています。
今回の講演会では、はからずも再生医科学研究所の守備範囲の中の両端に近い二つの研究を紹介します。
日時
平成25年7月20日(土曜日)
14時00分~16時10分(開場13時00分、開演14時00分)
※ 駐車スペースがありませんので、当日は公共交通機関をご利用ください。
場所
百周年時計台記念館1階 百周年記念ホール
プログラム
14時00分~14時05分 | 開会挨拶 | |
14時05分~15時05分 | 「意外と謎だらけの受精のはなし」 | 再生医科学研究所 近藤玄 教授 |
15時10分~16時10分 | 「iPS細胞からがんを殺すT細胞を再生!」 | 再生医科学研究所 河本宏 教授 |
講演内容
「意外と謎だらけの受精のはなし」 近藤玄 教授
受精は、世代をつないで行くためにたいへん重要な生物の仕組みの一つです。その基本原理は、ウニ・ヒトデなどの下等動物からわれわれ人間まで、ほぼ変わらず引き継がれていますが、まだまだ謎の多いところです。ここでは、いままでにわかってきたこと、これからあきらかにすべきところをお話ししたいと思います。
「iPS細胞からがんを殺すT細胞を再生!」 河本宏 教授
がん患者の体の中には、がん細胞を殺すことができるキラーT細胞が少数ながら存在します。現行のがん免疫療法は、それらのT細胞を刺激して働かせるという戦略を取っていますが、その効果は限られています。私達は、そうした状況を打破することを目指し、iPS細胞技術を用いて若くて元気な抗腫瘍キラーT細胞を大量に再生させる研究を進めています。
定員
500名(先着順)
受講料
無料
対象
どなたでも参加できます。
申し込み
以下のいずれかの方法で、氏名(複数申し込み可)・連絡先(住所・メールアドレス・電話番号・FAX番号等)を記入のうえ申し込みください。
- E-mail: kouen*frontier.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
- FAX: 075-751-4646
- 往復はがき
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
京都大学再生医科学研究所公開講演会係
申し込み締め切り
2013年7月12日(金曜日)
問い合わせ先
再生医科学研究所 総務掛
Tel: 075-751-3802・3803
(※ 講演会当日 Tel: 090-2385-6728(12時00分~))
ホームページ
再生医科学研究所
http://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/