※ ポスターを追加しました。(2012年10月15日)
このたび、京都大学東京オフィスにて、連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ9を開催します。
今回は、「身近なナノテクノロジーの世界」をテーマとして、4名の研究者が講演します。
ナノテクノロジーとは、物質をナノメートル(10億分の1ミリメートル)の領域、すなわち原子や分子のレベルで物質を制御する技術で、近年急速に発展している分野の一つです。
その応用範囲は新たな電池や携帯電話、自動車に用いられている加速度センサーや圧力センサー、さらには省エネを実現する各種センサーなど様々な分野に広がり、非常に有用な技術として期待されています。
今回は、そんなナノテクノロジーの分野で最先端の研究に取り組んでいる講師陣が、それぞれの専門分野の視点から、私たちの身近にあるナノテクノロジーについてお話しします。
日時
2012年11月29日(木曜日)、12月6日(木曜日)、12月13日(木曜日)、12月20日(木曜日)
各回とも 18時30分~20時00分
場所
京都大学 東京オフィス
※東京オフィスへのアクセスは以下をご参照ください。
/ja/tokyo-office/about/access.htm
定員
各回100名
参加資格
どなたでもご参加いただけます。
参加費
無料
申し込み方法
全4回のシリーズですが、1回のみお申し込みいただくことも可能です。
申込用紙を以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXまたはメールで東京オフィスまでお送りください。ご参加いただける方にのみ11月22日(木曜日)までに、本学より受付番号をご連絡します。各回とも定員を超える申し込みをいただいた場合は、抽選とさせていただきます。個別の抽選結果のお問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。
宛先
FAX番号: 03-5479-2221
E-mail: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
申し込み締め切り
全4回ともに、2012年11月19日(月曜日)
プログラム
第1回「生物の力を借りたバイオマスの電気への変換」 2012年11月29日(木曜日) 18時30分~20時00分(定員100名) |
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講師:加納 健司(農学研究科教授) 内容:バイオ電池はバイオマスを燃料とし、酵素や微生物を触媒とする次世代型エネルギー変換デバイスであり、ここ10数年間活発に研究されてきています。本講演では、このバイオ電池の現状と展望について紹介します。 |
第2回「自然界に学ぶナノテクノロジー」 2012年12月6日(木曜日) 18時30分~20時00分(定員100名) |
講師:平尾 一之(工学研究科教授) 内容:自然界に生きている昆虫や植物には、ナノテクノロジーがふんだんに使われています。たとえばモルフォ蝶の真っ青な羽根や、睡蓮の撥水葉にそれをみることができます。このようなナノ構造を人工的にいかに造りあげるか、その最先端ナノ技術について紹介します。 |
第3回「燃料電池の実用化のためのナノテクノロジーの世界」 2012年12月13日(木曜日) 18時30分~20時00分(定員100名) |
講師:内本 喜晴(人間・環境学研究科教授) 内容:燃料電池は、燃料(水素等)と空気から水と電気エネルギーを得ることのできる高効率かつクリーンな化学発電装置です。その電極に用いられている、ナノテクノロジーを駆使して設計された触媒について紹介します。 |
第4回「小さな機械が創る大きな機会」 2012年12月20日(木曜日) 18時30分~20時00分(定員100名) |
講師:田畑 修(工学研究科教授) 内容:1966年公開のSF映画「ミクロの決死圏」では、超小型潜水艇が血管を通って脳の治療に向かいました。それはどこまで実現に近づいているのでしょうか? まず、身近なところで活躍している小さな機械をご紹介し、続いて将来のナノマシンについて一緒に考えていきます。 |
問い合わせ先
京都大学 東京オフィス
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階
TEL:03-5479-2220、FAX:03-5479-2221
E-mail: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
ホームページ: /ja/tokyo-office/