第189回アフリカ地域研究会
日時
2012年7月19日(木曜日) 15時00分~17時00分
場所
京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(京都市左京区吉田下阿達町46)
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発表者
沖津 進(千葉大学園芸学部 教授)
題目
「南部アフリカの植物地理と植生の成立機構」
南部アフリカの植物相とバイオームは多様である。南部アフリカのフロラの成り立ちは世界の平均的フロラ構成と著しく異なる。また固有種が極めて多い(80%)。フロラが独自の生い立ちを経て発達したことがわかる。ケープ植物界は世界最小の植物界で、面積に対して種類数が極めて多い。1科あたりの属数は他の南部アフリカ地域とほぼ同じで属数が多いとはいえないが、1科あたりの種類数は断トツに多く、比較的新しく種レベルでの分化が進行したといえる。ナミビアのサバンナ植生の分布境界は降水では決まらず、土地条件と優占種の分布が関与している。南部アフリカでは冬季降水量がバイオームの違いをもたらしている。
対象
研究者のみならず、広く市民の方々にご参加いただけます。
申し込み
不要
参加費
無料
連絡先
京都大学アフリカ地域研究資料センター
TEL: 075-753-7803、FAX: 075-753-7831
E-mail: caas*jambo.africa.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)