学術情報メディアセンターセミナー「生物に学んだ頑健なシステムを目指して」
京都大学学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。
6月1日の学術情報メディアセンターセミナーでは、 豊橋技術科学大学教授の石田好輝氏、総合研究大学院大学助教の大槻久氏をお招きし、 生物の持つ頑健性を情報システムに応用するための様々な知見について、 最新の研究成果を交えてお話しいただきます。
学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。
日時
2012年6月1日(金曜日) 16時30分~18時30分
場所
京都大学学術情報メディアセンター 南館2階 マルチメディア講義室202
参加費用
無料
参加申し込み
不要
対象
一般の方
プログラム
16時30分~17時30分
講演者 | 石田 好輝(豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 教授) |
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講演題目 | 免疫型システム(Immunity-Based Systems)と頑健性 |
講演概要 | 生命系の重要な特徴として自己定義システムである事が指摘される。ここでは免疫系から学んだ免疫型システム(Immunity-Based Systems)について、特に自己参照について概観する。特に自己認識ネットワーク(self-recognition network)、自己修復ネットワーク (self-repairing network) をとりあげ、 自律分散ネットワークの頑健性と利己性に焦点を当て議論する.。またその情報システムへの展開の可能性も合わせて述べる。 |
17時30分~18時30分
講演者 | 大槻 久(総合研究大学院大学 先導科学研究科 助教) |
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講演題目 | 空間構造と協力の進化 |
講演概要 | 協力は生物界に普遍的に見られる現象であるが、常に非協力個体からの搾取の可能性にさらされている。空間的構造がある場合にいかに協力が保たれ、そして進化し得るかを理論を用いて説明し、近年盛んな微生物集団における協力の進化の実験例を交えて解説したい。 |
問い合わせ先
京都大学 学術情報メディアセンター 上田 浩
電話番号:075-753-9051
E-mail:uep*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
主催
京都大学学術情報メディアセンター
http://www.media.kyoto-u.ac.jp/