第200回生存圏シンポジウム・第7回バイオ材料プロジェクト -セルロースナノファイバーを用いた高機能でGreenな材料開発- 「未来の自動車は“植物”で創る」

第200回生存圏シンポジウム・第7回バイオ材料プロジェクト -セルロースナノファイバーを用いた高機能でGreenな材料開発- 「未来の自動車は“植物”で創る」

※ 後援の追記およびポスターの差し替えをしました。(2012年2月21日)

 原油価格の高止まりが続くなか、一部のプラスチック材料では植物由来素材への転換が始まっています。材料特性が部品の性能を決め、製品価値を左右することから、植物由来素材の高機能化は多くの産業に係る喫緊の課題といえます。

 本シンポジウムでは、バイオプラスチックやバイオマスの総合的利用に関する現状および展望を講演いただくとともに、軽量・高強度・低熱膨張という特徴を持つ「セルロースナノファイバー(すべての植物の基本骨格となる物質)」を用いた自動車用部材における基盤技術開発プロジェクトの最新研究成果を発表します。最近本プロジェクトでは実用化につながる大きな進展が得られています。

 皆様のご参加をお待ちしています。

日時

平成24年3月12日(月曜日) 13時00分~17時20分(受付・開場 12時15分~)

会場

京都テルサ テルサホール
(所在地:京都市南区東九条下殿田町70番地 京都府民総合交流プラザ内)

アクセス:JR京都駅 八条口西口より徒歩など
http://www.kyoto-terrsa.or.jp/access.html

定員 

250名(先着順) ※定員になり次第締め切ります。

対象 

どなたでも参加できます。

参加費 

無料

申し込み方法・問い合せ先

財団法人京都高度技術研究所 産学連携事業部 連携支援グループ
京都バイオ産業創出支援プロジェクト事務局 治田(じた)・森井

E-mail: bio-312*astem.or.jp (*を@に変えてください)
電話: 075-315-6619

件名を「第200回生存圏シンポジウム申し込み」とした上で、上記メールアドレス宛に、
(1)氏名、(2)所属・部署・役職、(3)メールアドレス、(4)個人情報((1)~(3))の提供(※)に同意する旨を明記してお申し込みください。

※財団法人京都高度技術研究所の個人情報保護方針については、http://www.astem.or.jp/privacy/index.htmlをご覧くださ い。
(注意)直接にメールをお送りいただく場合は、暗号化(SSLなど)をしていませんので、ご記入いただいた個人情報の漏洩・盗聴などの危険性があることはご承知おきください。

プログラム

13時00分~13時05分 開会挨拶

基調講演

13時05分~13時45分 1.「バイオプラスチックの現状と展望」
   一般財団法人バイオインダストリー協会 先端技術開発部 大島一史 部長
13時45分~14時25分 2.「植物バイオマスの総合的利用に向けたリグニン代謝工学」
   京都大学生存圏研究所 梅澤俊明 教授

第1部 研究成果発表(1)

14時25分~15時10分 3.「セルロースナノファイバー強化による自動車用高機能化グリーン部材の開発概要」
   京都大学生存圏研究所 矢野浩之氏
  4.「変性セルロースナノファイバーによるポリオレフィン樹脂の強化(1)」
   星光PMC株式会社 吉村知章氏
  5.「変性セルロースナノファイバーによるポリオレフィン樹脂の強化(2)」
   王子製紙株式会社 五十嵐優子氏
15時10分~15時30分 休憩

第2部 研究成果発表(2)

15時30分~17時10分 6.「変性セルロースナノファイバー強化樹脂材料の微細発泡」
   京都市産業技術研究所 伊藤彰浩氏
  7.「バイオポリアミドとの複合化」
   京都市産業技術研究所 仙波健氏
  8.「変性セルロースナノファイバー強化エポキシ樹脂」
   DIC株式会社 濱田健一氏
  9.「セルロースナノファイバー染色技術および染色セルロースナノファイバー/熱可塑性樹脂複合材 料」
   京都市産業技術研究所 上坂貴宏氏
  10.「自動車へのセルロースナノファイバー材料利用」
   スズキ株式会社 宮崎浩氏
   株式会社デンソー 後藤伸哉氏
17時10分~17時20分 閉会挨拶

※本研究開発(研究成果発表(1)および(2))は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)か ら「グリーン・サステイナブル ケミカルプロセス基盤技術開発」事業の一環として委託を受け実施しました。

主催

京都大学生存圏研究所、京都市、京都大学化学研究所 共同利用・共同研究拠点、財団法人京都高度技術研究所、京 都バイオ産業技術フォーラム、京都バイオ産業創出支援プロジェクト

後援

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、経済産業省近畿経済産業局、セルロース学会、一般財団法人バイオインダストリ ー協会、社団法人新化学技術推進協会、京都府、京都商工会議所、社団法人京都工業会、京都産学公連携機構、京都環 境ナノクラスター、NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議、京都産業育成コンソーシアム (予定を含む)